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スポーツネタ中心

NBAパワーランキング 2019中盤

半分ちょっとを消化したNBAの私的パワーランキング。今年はいつも以上に混戦で難しい。

1.ウォリアーズ(28-14)
例年になく勝率が悪いが、総合力はここがナンバー1。絶不調と思われていたK.トンプソンも完全復活し、ここからギアを上げてどんどん勝っていきそうな予感。D.カズンズが復帰間近とのことだが、これは吉と出るか凶と出るかわからない。

2.ラプターズ(32-12)
現在の勝率ナンバー1チーム。エースガードのK.ラウリー欠場でやや調子を落とすも、依然として優勝候補の一角である。K.レナードは今季のMVP候補の一人。さらに急成長のP.シアカムはMIPの有力候補だ。

3.バックス(29-12)
ラプターズと全体トップ勝率を争い中。キャブスとのトレードで、さらに隙のない戦力が整った。なんといってもエースのG.アンテトクンポのモンスター的な活躍がえげつない。MVPの有力候補だ。

4.ロケッツ(24-17)
C.ポールを欠きながら、昨年の3ポイント爆撃ロケッツが戻ってきた。エースのJ.ハーデンのここ最近のスタッツは驚異的。必殺のステップバック3Pは誰にも止められない。新加入のA.リバースの活躍、下から引き上げたD.ハウス、G.クラークの成長も好調の一因だ。

5.スパーズ(25-19)
王朝の終焉を予感させたスパーズが見事に復活。ポポビッチはやはり名将だ。その原動力はD.ホワイト、B.フォーブスのガードコンビの急成長。さらにベテランのL.オルドリッジがキャリアハイの得点をマークするなど健在だ。

6.ナゲッツ(28-13)
激戦ウエストの首位に立ちながら、圧倒的な強さは感じさせない不思議なチーム。絶対的な大黒柱がセンターのN.ヨキッチ。得点・リバウンド・アシスト・スティールでチームトップという次世代型の万能ビッグマン。

7.サンダー(26-16)
チームの勝ち負けはR.ウエストブルックのその日の調子次第、蓋を開けてみなければわからない。噛み合えばどこにも負けない強豪になるが、ダメなときはドアマット相手にも苦戦するという、ギャンブル的な戦いを続けている。

8.シクサーズ(27-16)
J.エンビード、B.シモンズという圧倒的な才能を擁しながら、チームとしての層の薄さが拭えない。プレーオフに向けて、昨年のようにベテランを急遽補強するかも。ところで、M.フルツは何処へ行った?

9.セルティックス(25-17)
これだけの戦力がありながら、どうも調子に乗り切れない。ケガ人・欠場者が増えて層が薄くなればなるほど勝てるという不思議なチーム。若き名将B.スティーブンスはやりくり上手だが、巨大戦力を持て余す傾向にあり?

10.ペイサーズ(28-14)
全体で4番目の勝率だが、ここまでのスケジュールが楽だったという評価。強豪相手の試合が続くここから真価が問われるところ。それにしてもあまり話題にならない地味なチームだなー。

11.ジャズ(22-21)
昨シーズンは前半戦負け越しの借金生活、後半の勝率がリーグナンバー1だったような。今シーズンも同様に、ここからぐんぐん巻き返していきそうな雰囲気だ。持ち味の守備が改善され、失点が減ってきたのが良い傾向。

12.ブレイザーズ(26-17)
プレーオフの無様な負け方のせいで、いくら勝っても懐疑的な目で見られるちょっとかわいそうなチーム。リラード&マカラム体制の限界を感じさせるが、なんとか粘ってここまでウエストの上位をキープ。

13.クリッパーズ(24-18)
今シーズン最も謎なチーム。オールスター級の突出した選手は不在ながら、リーグ4位の平均得点という攻撃力を誇る。こういうチームはえてしてプレーオフに弱いが、どうなることやら。(プレーオフには出れる?)

14.ヒート(21-20)
ここも総合力のチーム。若手中心のラインナップにベテランのウェイドが良いスパイスになっている。巨額のサラリー(タックス)から解放される来シーズンに向けて底上げを図っている状況か。

15.レイカーズ(23-20)
レブロンがいないとこんなものか。もう一人のベテラン、R.ロンドの不在も痛い。B.イングラム、L.ボールなど、あれだけ上位で指名した若手の成長がイマイチという状況は、チームの将来に不安を抱かせる。

16.ティンバーウルブズ(21-22)
J.バトラーのトレード後の勝率はひま一つ。そんな状況の中、シボドーHCが電撃解任された。フロントと現場の意思疎通のなさが浮き彫りとなり、この組織の闇が深いことを感じさせる。そんな中で、D.ローズの復活劇は多くのNBAに感動を与えた。

17.マーベリックス(20-22)
全米に巻き起こるL.ドンチッチフィーバー。驚異のバスケセンスを披露し、既に今期の新人王はほぼ確定、オールスターのスタメン選出も濃厚だ。マブスはD.ノヴィツキーに代わる欧州出身のスーパースターを早くも見つけた。

18.ネッツ(21-23)
謎の快進撃でプレーオフ圏内に滑り込んできた。数年間ドラフト指名権がない中で、ここまでチームを作り上げたのは立派である。調子を維持できればプレーオフ進出の可能性は高い。

19.キングス(21-21)
エストの最下位候補という下馬評のなか、ここまで勝率5割をキープできているのは立派。身体能力のD.フォックス、シュート力のB.ヒールド、この二人はどちらもMIP候補で、今後のチーム作りの中心となり得るタレントだ。

20.ペリカンズ(20-13)
思うように勝てず、孤軍奮闘の状況から、エースのA.デービスのトレード話が浮上。
こんな状況ではチームとしてまとまるのは難しい。昨プレーオフで大旋風を巻き起こし、さらなく躍進を期待されたシーズンだったのだが…。

21.ホーネッツ(19-22)
そこそこのタレントを抱えながら、現状はK.ウォーカーのワンマンチーム。今年のオールスター開催地だけに、意地でもプレーオフ圏内に留まりたいところ。来年の契約を考えると、フロントは頭が痛いだろう。

22.ウィザーズ(18-25)
エースガード、J.ウォールのシーズン全休が決定。B.ビールのトレードの噂も尽きず、O.ポーター、I.マヒンミの高額サラリーに悩まされる。最近の戦績は元々の実力に見合うものだが、それにしても明るい未来が見えません!

23.ピストンズ(18-23)
ケーシーHCの就任、開幕5連勝スタートで明るい希望を抱かせるが、ここ最近の連敗でいつものピストンズの定位置に後退。エースのB.グリフィンは好調なだけに、なんとか立て直して再浮上してほしいところだ。

24.グリズリーズ(19-23)
序盤で首位に立ち、ずるずると後退しているのは昨年と同じだ。平均失点は依然としてリーグ最少ながら、逆に平均得点は最下位。しかしあらゆる上位チームにとって嫌な相手である。チームのお荷物、C.パーソンズにようやく放出の噂が。

25.マジック(18-24)
決して弱くはない、弱くないが強くもない。思い切ってタンクをしないので、いい新人がとれない。(しかも指名もヘタ)N.ブチェビッチなんかはとてもいい選手で、ここで燻っているのは勿体ない気がする。

26.ホークス(13-29)
マジックとは対照的に、計画的に再建を進めているチーム。若手が順調に育っており、時々強豪相手にアップセットを起こすことも。勝ちすぎてドラフト指名権の順位が下がらないように注意したい。

27.サンズ(11-30)
ベテランのT.チャンドラーとT.アリーザを放出し、一時的には強くなったが、好調が続かないのは若さゆえか、コーチ陣が悪いのか。ウィザーズから獲得したK.ウーブレが伸び伸びやっているのは良いことだ。

28.ニックス(10-32)
こんなチーム(失礼)でも、資産価値はリーグでナンバー1というのだから、ニューヨークという都市の力は偉大だ。こんな大都会に来たら、選手たちはバスケットボールに集中できないということなのだろうか。

29.ブルズ(10-32)
ここがこれだけ勝てていないのは不思議だが、原因は主力のケガの多さ。ここまでフル出場は新人のW.カーターJrのみ。エースのZ.ラビーンもケガがちな選手。これってトレーナーの責任なんですかね?

30.キャバリアーズ(8-35)
JR.スミス、K.コーバー、G.ヒルとベテランを次々と放出し、シーズン中に2度目のリセットボタンを押す。しかしまあ、レブロンが出てった後のチームはことごとく焼け野原になりますねえ。

ロケッツ、スパーズが上がってきたのが面白い。ジャズもこれから上がってきそう。ウエストの順位争いは最後まで縺れそうですが、プレーオフが面白いのはイーストですね。

NBAパワーランキング 2018序盤

思い出したように久しぶりに更新。オフシーズンに大きな動きがあったこともあり、今年のNBAは開幕・序盤戦から熱い!10試合ちょっとを消化した現在の私的パワーランキングです。

1.ウォリアーズ(10-2)
今シーズンの強さも圧倒的。エースのカリーが7試
合連続の3ポイント5本以上の記録を作れば、開幕から不調のトンプソンが1試合で3ポイント14本(!)の新記録を更新。スプラッシュブラザーズはあらゆる相手の脅威だ。ベンチメンバーの高齢化と層の薄さが唯一の課題だ。

2.ラプターズ(11-1)
スパーズからレナード、グリーンの獲得は大成功。どちらも瞬く間にチームにフィットし、オフェンス、ディフェンス両面で大きな違いを生み出している。特に完全復活したレナードは早くも今シーズンのMVP候補に挙げられるほど。ラウリーのアシストは倍増、イバカのセンター起用もはまり、さらにベンチ層の厚さはリーグ随一。

3.バックス(9-2)
元々戦力は充実していたが、名将ブデンホルツァーHCの就任、3ポイント多用の戦術でグレードアップ。怪物アンテトクンポをはじめ、大柄で手足が長くシュートの上手い選手が揃っている。無敗のラプターズ、王者ウォリアーズに土をつける大物キラーっぷりは相変わらずで、下位チームから取りこぼさないしたたかさも身に着けている。

4.ナゲッツ(9-3)
高地デンバーでウォリアーズに今期初めて土をつけるなど序盤から好調。チームを支えるのはヨキッチ、マレー、ハリスの若手トリオで、将来性抜群だ。高勝率の要因は、昨シーズンから急に改善されたディフェンスで、平均失点はリーグNo.2の高水準にある。ミルサップの重たい契約のみが懸念事項だ。

5.セルティックス(7-5)
今シーズンの優勝候補の一角ながら、序盤戦はややもたついた。ケガから復帰のヘイワードが調子が上がらず、その高額契約が非難の的となっている。サンズ戦での前半スタメン4人が無得点というのが、スロースタートな今のチームの象徴だ。しかし若き名将スティーブンスHCのことで、必ずシーズン終盤には立て直してくるはず。

6.サンダー(7-4)
開幕4連敗でファンを不安にさせたが、そこからの7連勝で一気に巻き返す。ウェストブルック、ジョージ、アダムスと実力者揃いなだけに、一度ハマるとその爆発力はとてつもない。ここに守備の名手ロバーソンが復帰すれば、そのサラリー総額に見合うさらに怖い存在になるはずだ。

7.トレイルブレイザーズ(9-3)
期待されるとダメだが、下馬評が低いとそれを覆すのが最近のこのチームの伝統。レギュラーシーズン限定と揶揄されることも多いが、激戦のウエストでこの成績はお見事だ。リラード&マカラムのバックコートはリーグ屈指の得点力を誇り、特にリラードはMVP候補にもあげられるほどの活躍をみせている。

8.ペイサーズ(8-5)
玄人好みの渋いチームで、今シーズンは戦前の評価も高い。ここまでのチームの出来はほぼ期待通りといえる。チームを引っ張るエースのオラディポは今季も頼もしく、移籍してきたエバンス、さらに若いサボニスjrといった実力者がベンチに控えているのも心強い。

9.セブンティシクサーズ(8-5)
昨シーズン終盤の快進撃からするとやや物足りない序盤戦だが、シモンズ、エンビードの才能と実力いは疑いようがない。昨年のドラフトNo.1フルツの本領発揮はまだまだだが、少しずつ成長を見せている。彼の本格的なブレイクが、今後チームがさらに上に行くためのカギになるだろう。ポテンシャルはどこより高いチーム。

10.ジャズ(6-6)
このチームの序盤戦のもたつきも予想外。平均110失点と昨年からディフェンスが悪化しているのが気がかりで、接戦を取りこぼす勿体ない試合が多い。しかし中心選手のゴベア、ミッチェルは健在で、昨年もそうだったように、シーズン中盤から終盤にかけて尻上がりに調子をあげてくるはずだ。

11.レイカーズ(5-6)
レブロンの移籍で一気に大注目チームとなったが、新加入かつクセのある選手が多すぎて、チームとしての完成度はまだまだ。とはいえリーグ最強選手のレブロン、若い才能のイングラム、ボール、クーズマを揃えるラインナップは強烈で、噛み合えば一気に連勝を重ねる可能性も感じさせる。

12.ペリカンズ(5-6)
開幕からの4連勝スタートから急降下。大黒柱のデービスがいればあらゆる相手と戦えるだけに、できる限り欠場を減らしたい。プレーオフを目指すには平均失点が下から3番目というディフェンスの改善が必須。3ポイントに頼った大味な戦い方も要改善で、昨年からの課題であるスタメンの負担の大きさも相変わらず。

13.ピストンズ(6-5)
昨シーズンのコーチオブザイヤー、ケイシーHCが就任。開幕から4連勝のあと5連敗、そして2連勝と今のところ浮き沈みが激しい。バッドボーイズが板についているグリフィンは今のところMVP級の大活躍。インサイドの相棒ドラモンドのリバウンドのスタッツも驚異的で、近年のスモールラインナップに逆行するチームだ。

14.スパーズ(6-4)
腐ってもスパーズといったところで、長年強豪チームだった意地を見せる戦いぶりだ。トレード加入のデローザンも腐らずに頑張っており、勝負どころでのクラッチな活躍を見せている。オルドリッジ、ゲイといったベテランも健在。ポポビッチHCの最後のシーズンになるのだろうか。

15.グリズリーズ(6-4)
コンリー、ガソルがいればあらゆる相手と戦えるチーム。強豪ジャズに2勝するなど早くもサプライズを見せている。ルーキーのJJJことジャクソンjrの活躍もまずまず。平均失点リーグNo.1のディフェンスを中心とした、侮れない曲者のグリズリーズが戻ってきたといえる。

16.クリッパーズ(6-5)
今シーズン最も予想しづらいチームの一つ。昨シーズン中にトレードでチームを再編成したため、誰が中心メンバーかもよくわかってないのだが、勝率5割前後で推移しつつ、プレーオフ戦線にはきっと顔を出してくるはずだ。ウエストのダークホースといえる存在。

17.ホーネッツ(6-6)
スパーズ門下生ボーレゴHCのデビューシーズン。ここまではエースのウォーカーが得点王に迫る活躍で、チームを引っ張っている。厄介者ののハワード放出もプラスに作用か。バテュム、ビヨンボ、ゼラーなどの重たい契約がチーム作りを難しくしているが、エースの残留のためにプレーオフには是が非でも進出したい。

18.ヒート(5-6)
オフシーズンにはバトラー獲得の噂もあったが、結局破談に。昨年同様の中途半端なメンバーで戦うことに。ホワイトサイドがやる気をみせてリバウンドを量産しているのは朗報だが、勝ちにはつながっていない。スポールストルHCは今後を見据え、リチャードソン、マグルーダー、ウィンズローといった若手を重用している。

19.キングス(7-5)
序盤戦最大のサプライズ。ウエストで断トツの最下位候補が、まさかの5連勝と旋風を巻き起こしている。元々才能のある若手はゴロゴロしており、時おり130点、140点と圧倒的な得点力を見せる試合も。このままの調子をキープし、今期最大のサプライズとしたいところだ。

20.ロケッツ(4-6)
最高勝率をマークし、ウォリアーズを最後まで追い詰めた昨年からまさかの転落劇。アリーザ、ンバムテといったディフェンスの主力が抜け、さらに3ポイント爆撃の戦術が全く機能せず、平均得点がまさかの下から3番目と貧打に喘いでいる。新加入のカーメロは最早疫病神のような存在。さらにポールの高額契約が重くのしかかる。

21.ネッツ(6-6)
ドラフト指名権をごっそりと奪われた暗黒期から、ようやく光が見えつつある。3年目のルバートが平均20点とブレイクし、エースとして一本立ちしつつある。ここまで勝率5割は大健闘。このままチーム一丸で奮闘を続ければ、望外のプレーオフ進出の可能性も。

22.マジック(5-7)
指名権と才能のダダ洩れを続け、低迷から抜け出せない近年だが、今シーズンの成績もイマイチ。注目のルーキー、バンバもイマイチ。昨シーズンは開幕ダッシュし成功して首位に立つもそこから転落。今シーズンはその逆で、シーズン中盤以降に巻き返せるだろうか。

23.ティンバーウルブズ(4-9)
エースのバトラーのトレード要求で揉めに揉めたシーズンオフ。チーム内にはいまだに不穏な空気が流れ、試合に集中できない状況が続いているようだ。そんな中、ジャズ戦では長らくケガに苦しんできたローズが50得点という奇跡の復活劇。今シーズンのハイライトといってもいい爽やかな感動を与えてくれた。

24.マーベリックス(3-8)
かつて獲得に失敗したジョーダンが3年越しの加入。そこにルーキーのドンチッチ、2年目のスミスjrなどの若い才能を擁するまずまずのラインナップだが、チームの完成度はまだまだのようだ。おそらく今期がラストシーズンとなるノヴィツキーから若手、ベテラン問わず様々なことを学び、今後の再建に生かすべき。

25.ニックス(4-8)
規格外のエース、ポルジンギス復帰の目途が立たない状況の中、残されたメンバーでまずまず頑張っている印象だ。ムディエ、ヘゾニャ、バーク、ボンレイなど、他チームで燻っていた選手の中で、一人でもブレイクしてくれればいいのだが…。大都市ニューヨークではバスケットボールに集中できないのか。

26.ブルズ(3-9)
ガラスのエース、ラビーンがここまで素晴らしい活躍。スーパースター候補には、とにかくケガしないことを祈るばかりだ。パーカー、マルッカネン、ポーティス、カーターjrとPFの人材がダブついており、逆にガードは層が薄い。今後浮上するためにはロスターの整理が必要と思われる。

27.ウィザーズ(2-9)
ハワードの加入でケミストリーが心配されたとはいえ、まさかここまでチームが崩壊するとは。今や「ジェイル・ウィザーズ」と形容されるほどだ。年俸25億のポーター、16億のマヒンミと不良債権を抱え、さらにエースのウォールは来年から40億となる。豪華メンバーからは考えられない低迷だが、チームの先行きは暗い。

28.サンズ(2-9)
開幕戦の戦いぶりからは今シーズンの躍進を感じさせたが、そこからはいつものサンズ。ドラフト1位ルーキーのエイトンの活躍も虚しく、負け続けている。エースのブッカーが欠場時は何もできなくなり、ココスコフHCの手腕にも疑問が。まずはチームのアイデンティティであるまともなPGの確保が先決。

29.ホークス(3-9)
リーグ全体の断トツの最下位候補が、ここまで3勝と健闘。エースのシュローダーを放出してまで招いたルーキー、ヤングのシュート力は卓越しており、若い頃のカリーを彷彿させる。しかし戦力値は明らかに他の29チーム以下で、このままそこそこ勝てる保証はどこにもない。

30.キャバリアーズ(1-10)
「戦術レブロン」からレブロンが抜けたことで、目も当てられないようなチーム状況に。結局ルーHCは1勝もできないまま早々に解任、ラブはエースの器ではないし、JRスミスなどは最早老害だ。フッド、ナンスjr、クラークソンといった若手がこの状況をチャンスと思い奮起してほしいところだ。

バックス、ナゲッツ、キングスが予想以上に頑張っているチームで、逆にロケッツ、ウィザーズ、キャブスがだめチーム。ロケッツなんかこれからどうするんですかねー。たまたまうまくいったからって、同じことを続けてもだめなんですね。

今シーズンはレブロンがいなくなったイーストの覇権争いが熱いですね。ラプターズセルティックス、バックス、シクサーズのどこが勝ち上がるのか、そしてウォリアーズにどこまで対抗できるのか、大注目です。

NBAパワーランキング トレード後

トレード・デッドライン後のパワーランキング。探り探りという感じです。まあこの時期に動くチームの状態が良いはずがないわな。

1.ウォリアーズ(43-13)
リーグ最高勝率ではあるが、ジャズ、ナゲッツ、サンダー相手に立て続けに大敗。この3チームに共通するのは、強力なビッグマンの存在。D.グリーンが精彩を欠く今期は、インサイドがアキレス腱となっている。

2.ロケッツ(42-13)
再び強さと勢いを取り戻しており、T.アリーザの不在も感じさせない。J.ハーデンはリーグ史上初の60得点でのトリプルダブル、C.カペラは29分で25リバウンドと、それぞれが驚愕のパフォーマンスを披露。

3.セルティックス(40-18)
長らく守ってきたイースト首位の座から陥落。火力不足がやや気になるところだ。そんな中、控えセンターとしてG.モンローと契約。課題のインサイドの得点源となれるだろうか。

4.ラプターズ(39-16)
攻撃が好調で、平均得点はリーグ3位の111点まで上昇。イースト首位に躍り出た。本拠地カナダではめっぽう強く、ここまでまだ4敗しかしていない。さて、課題のプレーオフをどう戦うか。

5.スパーズ(35-22)
実績のあるT.パーカー、P.ガソールをベンチスタートとし、いよいよ若手中心の再建に舵を切ってきた。シーズン中にこの決断ができるのが常勝軍団スパーズであり、名将G.ポポビッチたる所以なんでしょう。

6.ティンバーウルブズ(35-24)
勝つことには勝っているが、やはり主力酷使による息切れ感が否めない。オールスター休みの後に再び調子は上向くだろうが、これでは長丁場のプレーオフを戦い抜けないだろう。

7.サンダー(32-25)
8連勝の後に4連敗し、次のウォリアーズには20点差の大勝。しかしレイカーズに惨敗。相変わらず不思議なチームだが、A.ロバーソン、C.アンソニーなどケガ人が多く実力を発揮できないのがとにかく残念。

8.バックス(31-24)
功労者のJ.キッドHC解任の是非はさておき、これでチーム状態が上向きなのは確か。インサイドとリバウンドが弱いチーム状況だっただけに、開幕から欠場していたJ.パーカーの復帰は大きい。

9.ウィザーズ(32-24)
今シーズン最も不安定なチームの一つ。チームの司令塔J.ウォールの欠場が多いのもその一因だろう。強豪に勝利したかと思いきや、格下のチームにとんでもない負け方をするので印象が悪い。

10.キャバリアーズ(33-22)
混沌とした空気を一掃するため、シーズン中にリセットボタンを押す。しかしトレード後のメンバーはそれほど悪くないし、このチームにはキング・レブロンがいるので、イーストの上位シードから落ちることは考えにくいだろう。

11.ジャズ(28-28)
目下9連勝中といま最も波に乗っているチーム。ハイライトは30点差をつけ大勝したウォリアーズ戦である。先日のトレードでも今期で契約の切れる選手を放出し、実力者J.クラウダーを獲得するなど効果的な動きをみせた。

12.トレイルブレイザーズ(31-26)
「大健闘」この一言につきる。CJマカラムが29分の出場で50得点すれば、相方D.リラードも負けじと29分で50得点。やはりこの強力ガードコンビがチームを支えている。

13.ペイサーズ(32-25)
こちらも「大健闘」。いつか落ちてくるだろうという大方の予想に反して、しぶとくプレーオフ圏内に留まっている。V.オラディポはオールスターに初選出されるなど、充実のシーズンを送っている。

14.ナゲッツ(30-26)
決して弱いチームではないが、勝率5割前後から抜け出せない。先日のトレードでは期待を裏切り続けたE.ムディエを放出。このところ出番の少ないK.ファリードにもトレードの噂がある。

15.シクサーズ(28-25)
J.エンビードがとまらない。オールスターの先発にも選ばれ、もはやリーグ有数のビッグマンである。若いチームらしく、接戦に弱いのが弱点。先行逃げ切りでなんとか接戦をものにしていきたい。

16.ヒート(30-26)
不調のチームへのカンフル剤として、D.ウェイドが戻ってきた。故郷シカゴ・ブルズを追われ、レブロンと優勝を目指したキャブスを追われ、結局は長らく在籍したマイアミへと戻ることに。何だかなあという感じです。

17.クリッパーズ(28-26)
B.グリフィン放出で旧チームを完全解体かと思いきや、D.ジョーダンは残留させる意向のようだ。L.ウィリアムズの活躍は素晴らしく、もはやシックスマンを超えたオールスター級の実力者と言って良いだろう。

18.ペリカンズ(29-26)
オールスター先発にも選ばれていたD.カズンズがケガで今期絶望に。プレーオフに向けてこれはあまりにも痛い。代役として急きょブルズからN.ミロティッチを獲得したが、層の薄さは深刻だ。

19.ピストンズ(27-28)
例の大型トレード後に5連勝。それまで8連敗していただけに、トレードは成功といれるだろう。B.グリフィンはもう何年もピストンズにいるかのような違和感のなさ。イーストのプレーオフ候補として踏みとどまった。

20.レイカーズ(23-32)
ここ10試合で8勝と絶好調。I.トーマス、C.フライを獲得したトレードには賛否両論あるが、来シーズン以降を見据えた動きともいえる。K.クーズマ、J.ハートなどドラフト下位指名の選手が活躍中。

21.ホーネッツ(23-33)
トレードの噂があったK.ウォーカーだが、今のところ動きはなし。サラリーキャップはいっぱいで、補強しようにも動けないのは辛いところだ。つまりはチーム作りが行き詰まった状況である。

22.マジック(18-37)
トレード前のキャブス相手に勝利し、これで今期の対キャブスは2勝2敗とした。負けた2試合も接戦で、相性の良さを感じさせる。ドラフト指名権と交換で先発PGのE.ペイトンを放出。なかなか中心メンバーが定まらない。

23.ニックス(23-34)
チームの希望の星K.ポルジンギスがケガで今季絶望に。唯一の希望と言ってもいいだけに、何事もないことを祈るだけだ。トレードでE.ムディエを獲得したが、F.ニリキナと先発争いをさせるつもりだろうか。

24.グリズリーズ(18-37)
6連敗中とはいえ、試合内容は悪くない。トレードの噂のあったT.エバンスは残留を表明。今後の中心選手となる可能性もある。M.ガソールはモチベーションの面で、放出してあげないとかわいそうな気がする。

25.キングス(17-38)
現時点でのリーグ最低勝率。とはいえ若手選手の多さはダントツで、伸びしろは大きい。先のトレードではベテランのG.ヒルを放出し、D.フォックスを先発PGに昇格させた。来シーズンに向けて評価できる動きだ。

26.ブルズ(19-36)
K.ダンのケガとN.ミロティッチ放出で、目先の勝利をあきらめ再建へと切り替えることに。復帰したZ.ラビーンが新エースたる活躍を見せている他、ここには楽しみな若手が多いのは光明だ。

27.ネッツ(19-38)
このチームのドラフト権は来シーズンオフもないのかな?市場に余っている選手でなんとかするしかないでしょうが、例の高給取りA.クラブが28点、34点とプチ・ブレイク見せている。

28.マーベリックス(18-39)
一時期は5割ほど勝っていたが、タンキングへと切り替えたようである。しかし他のドアマットチームに比べて中途半端に高給取りなベテランが多く、再建はそう簡単ではないだろう。

29.ホークス(18-39)
淡々と試合をして淡々と負け続けているが、これも全て予計画通り。ここから下手に連勝などして、上位指名権が貰えなくなっては大変だ。下位8チームによる熾烈なタンク合戦は既に始まっている。

30.サンズ(18-39)
ここへきてまたもディフェンスが崩壊。エースのD.ブッカーがいなければ何もできない感じである。マジックからE.ペイトンを獲得したが、同じく再建中のチームから放出された選手にあまり期待はできないか。

大雪と大型トレード

連日、大雪でニュースを賑わしているF県F市に住んでおります。この一週間は本当にひどかった。降雪こそおさまりしたが、今度は道路の除雪が間に合わず路面が圧雪でデコボコ、そこら中でトラックなどが轍にハマって交通マヒ状態。地獄絵図と化しています。

NBAのほうでも大型トレードの嵐が。
まずはピストンズ。T.ハリス、A.ブラッドリーとの交換で、クリッパーズからオールスター選手のB.グリフィンを獲得しました。これでピストンズのラインナップは次のように。

G I.スミス(L.ギャロウェイ)
G L.ケナード(R.ブルロック)
F S.ジョンソン(A.トリバー)
F B.グリフィン(H.エレンソン)
C A.ドラモンド(W.リード)

グリフィン&ドラモンドのインサイドイーストでは強烈ですね。トレードの直後に連勝してますし、このトレードは今のところ成功と言えるでしょう。

そしてキャバリアーズ。こちらはなんとシーズン中にチームをほぼ完全解体。
I.トーマス、C.フライ、I.シャンパート、J.クラウダー、D.ローズ、D.ウェイドを放出し、G.ヒル、R.フッド、J.クラークソン、L.ナンスJrを獲得。オフに獲得した選手をほとんど放出してしまいましたが、若返りには成功しており、優勝を目指すのではなく再建に向けた動きといえます。これでキャブスのラインナップはこうなります。

G G.ヒル(J.クラークソン)
G JRスミス(K.コーバー)
F L.ジェームズ(R.フッド)
F L.ナンスJr(J.グリーン)
C T.トンプソン(A.ジジッチ)

相変わらずSGがダブついており、ビッグマン不足という点は変わらず。サラリー削減ができたわけでもないし、あまりいいトレードとは思えませんね。来年のシーズンオフにはレブロンは出てっちゃうのでしょうか。

エイバル(Eibar)というサッカーチーム

サッカーのスペイン1部リーグ(リーガ・エスパニョーラ)にSDエイバル(Eibar)というチームがあります。このエイバルはバスク地方にある人口27,000人の小さな町で、本拠地イプルア(Ipurua)の収容人数は僅か7,000人程度。そんなスモールクラブがリーガ1部という舞台で3年続けて快進撃を見せており、今年も22試合終了時点で7位につけている強さをみせている。

先日はセビージャ相手になんと5-1の快勝。セビージャは過去にUEFAカップヨーロッパリーグで何度も優勝している強豪ですが、この勝利で勝ち点差1に迫りました。5得点はベティス戦以来今シーズン2度目のことで、この2チームはいずれもアンダルシアが本拠地。日当たりのいい陽気なアンダルシアのチームだから、山に囲まれた田舎町エイバルでは閉塞感を感じて力が発揮できないのかも。

そんなエイバルのここまでの戦績です。
@マラガ 1-0
対A.ビルバオ 0-1
@セビージャ 0-3
レガネス 1-0
バルセロナ 0-6
対セルタ 0-4
ビジャレアル 0-3
ラ・コルーニャ 0-0
@R.マドリード 0-3
対レバンテ 2-2
ソシエダ 1-3
ベティス 5-0
アラベス 2-1
エスパニョール 3-1
@ヘタフェ 0-0
バレンシア 2-1
対ジローナ 4-1
ラスパルマス 2-1
対A.マドリード 0-1
対マラガ 1-1
@A.ビルバオ 1-1
対セビージャ 5-1

序盤戦は負けが込み、5試合連続無得点、9試合で僅か2得点、6試合で完封負けと惨憺たる状態で、ついに2部に降格か…とファンを心配させたものでした。それが12節のベティス戦の5-0勝利をきっかけに、連戦連勝の快進撃。6勝1分けというこの期間の欧州リーグ最高成績で7位まで順位を上げてきました。

ミニチュアみたいな本拠地イプルアはここ数年はずっと改修を続け、改修が全て完了しても座席数は9,000程度とのこと。まかり間違ってヨーロッパリーグ出場権でも得てしまったら流石にこの収容人数ではマズいはずで、どうするんでしょう。エイバルという町もなかなか面白くて、山間部に位置するためとにかく平地がない。狭い土地に高層ビルが建ち並ぶ様相はとても田舎町とは思えない密集ぶりです。

日本の乾選手もドイツの大都市フランクフルトからエイバルにやってきて、居心地が良い様子。小さな町の快進撃はいつまで続くのか興味深いし、後半戦のバルサ、レアルといった強豪との試合も楽しみです。

パワーランキング 後半戦に向けて

気づけばシーズンの半分以上が終わっていたNBA。最近サボり気味でしたが新年一発目のパワーランキングです。

1 ウォリアーズ(37-10)
エースのS.カリーがケガから復帰し、ついに完全体ウォリアーズが復活。これをきっかけに独走態勢を築きつつある。昨ファイナルの再戦となったキャブス戦は2戦とも完勝し、チーム力の違いを見せつけた。今季は特に敵地で強く、チーム記録のアウェイ14連勝を達成。

2 セルティックス(34-12)
ロンドンゲームでは上り調子のシクサーズを一蹴。最大22点差からのカムバックで、またも「逆転のセルティックス」を印象付けた。K.アービングが欠場したここ数試では得点力不足が明らかとなったが、すぐに復帰する見通しである。

3 ロケッツ(32-12)
ようやくJ.ハーデン、C.ポールの両雄が揃いぶみしたかと思いきや、クリッパーズ戦でT.アリーザ、G.グリーンが乱闘騒ぎで出場停止に。今年のロケッツはなかなかフルメンバーが揃わない。相変わらず8名ローテーションで回している現状、主力の欠場は致命的だ。

4 ラプターズ(31-14
ホームでの17勝3敗はここまでリーグ最高成績で、本拠地カナダで圧倒的な強さを誇る。エースのD.デローザンは、今季から3ポイントを攻撃のレパートリーに加える進化。国際色豊かな若手たちもそれぞれ成長し、チームの底上げに貢献している。

5 ティンバーウルブズ(30-18)
対ウエストの成績23勝7敗はウォリアーズを上回るリーグ最高勝率。逆に対イーストの成績は7勝11敗と負け越している。西よりもレベルが低い(と思われる)東のチームになぜか弱いという、不思議なチームである。

6 スパーズ(30-17)
復帰したばかりのエース、K.レナードがまたしてもケガを悪化させ欠場。今シーズンはもう無理しない方針のようである。相変わらずチームは高勝率をあげているが、E.ジノビリ、P.ガソールなど主力の高齢化も深刻。限界を迎えたチームは本格的に再建に舵を切る決断を迫られている。

7 サンダー(26-20)
先日のキャブス戦では148得点(延長なし)をあげ勝利。相変わらずチーム成績は不安定ながら、やはりビッグ3が爆発したときの破壊力は凄まじい。この試合でR.ウエストブルックは20アシストを記録。気づけばそのスタッツがシーズントリプルダブルに迫っている。

8 ウィザーズ(26-20)
こちらのビッグ3も毎試合安定感した活躍ができるようになってきた。加えて先日のピストンズ戦ではK.オーブルがキャリアハイの26点をあげる活躍。ベンチ層の薄さが弱点だけに、若手ベンチメンバーのこのような活躍は喜ばしいことだ。

9 ヒート(27-19)
7連勝を含む10戦8勝で一気に急浮上してきた。3位キャブスに追いつくのも時間の問題か。かつてはスーパースター頼みのチームだったが、今はJ.リチャードソン、T.ジョンソン、J.ジョンソン、W.エリントンといった玄人好みの渋い選手が揃ったチームだ。

10 キャバリアーズ(27-18)
待望のI.トーマスの復帰は、どうやら悪い方向へ転んだようである。IT復帰後のチームは3勝6敗、平均118失点と惨憺たる成績で、ラプターズ戦で133失点、サンダー戦で148失点とディフェンスが完全崩壊。スモールラインアップの限界も感じさせ、早急な立て直しが求められている。

11 クリッパーズ(23-22)
6連勝でまさかのプレーオフ圏内へと戻ってきた。これだけケガ人がいての快進撃は驚異的であるが、その立役者はベテランのL.ウィリアムズ。19点差で圧勝したウォリアーズ戦では50得点の大爆発。ここ10試合の平均得点も31得点と凄まじい活躍である。

12 ペリカンズ(24-21)
A.デービスがとまらない。ニックス戦の48点、セルティックス戦の45点と2試合続けて驚異のパフォーマンスを披露。インサイドはここにD.カズンズも加わるのだから恐ろしいチームだ。ベンチが薄すぎるため、主力のプレータイムが多すぎるのが弱点。

13 シクサーズ(22-20)
セルティックスとのバックtoバックでは相手を80点に抑えて勝利。ロンドンゲームのリベンジを果たした。チームは勝率5割復帰、ピストンズを抜きプレーオフ圏内にも返り咲く。J.エンビードの健康状態に左右されるが、彼が出場しているときは強豪の仲間入りである。

14 トレイルブレイザーズ(24-21)
D.リラードの欠場やフロントコートの戦力不足をものともせず、粘り強く戦っている。今シーズンは控えPGのS.ネイピアーが頭角を現してきており、どうやらこのチームにはいいガードが育つ土壌があるようだ。

15 ペイサーズ(24-22)
ここも粘り強く戦っており、シーズンを通して勝率5割を切ることがほぼない。22点差から逆転勝利したキャブス戦では、久々にL.スティーブンソンがレブロンにマッチアップ。数年前のプレーオフでの対決が話題となった二人である。

16 バックス(23-22)
どうにも勝ちきれないし、波に乗りきれない。さらに、獅子奮迅の活躍でチームを牽引してきたG.アンテトクンポがケガにより数試合を欠場予定。もしケガが長引くようであれば、チームはいよいよ暗黒面へと落ち込むことになるだろう。

17 ナゲッツ(23-23)
J.マレー&G.ハリスのガードコンビは得点力はあるが、ゲームメイクに難がある。アシストリーダーは、センターのN.ヨキッチである。実力派の選手がずらりと並ぶラインアップは一見強力だが、バランスの悪さは否めない。負け越し10のアウェイの戦い方も要改善。

18 ピストンズ(22-22)
ずるずると後退し、勝率5割まで落ち込んできた。原因はケガ人の多さで、R.ジャクソン、A.ブラッドリー、S.ジョンソン、J.ルアーといった面々が入れ替わるように故障。得点面でのエースが不在で、全員で戦うチームにとってこれは厳しい。

19 ニックス(21-25)
ここ最近負けが込んでいるが、原因は失点の多さ。12試合連続で100失点以上を続けている。そろそろ先発PGをJ.ジャックから、ルーキーのF.ニリキナに代えてはどうかと思うのだが、ホーナセックHCには何かこだわりがあるのだろうか。

20 ブルズ(18-28)
Z.ラビーンが遂にケガから復帰、早速先発SFに入りまずまずの活躍をみせている。3勝20敗の後は15勝8敗と普通に強く、プレーオフ進出の望みもある。現チームはバランスもよく、無理にタンキングする必要はないだろう。顔面を強打したK.ダンはやや心配だが。

21 ホーネッツ(18-26)
今シーズンはずっと曇り空のチームであるが、先日のウィザーズ戦で133得点と謎の大爆発をみせた。選手は十分すぎるほど揃っているので、これをきっかけに調子を上げていきたいところだが、ここにきてエースのK.ウォーカーにトレードの噂が。

22 ジャズ(19-27)
ルーキーのD.ミッチェルが素晴らしい。スタメンに定着してから平均20点に迫る勢いで、望外の新人王獲得もあるかも。ケガがちな大黒柱R.ゴベアもようやく戻ってきたので、ここから再スタートを図りたいところだ。上位陣にとっては嫌なチームになるだろう。

23 レイカーズ(16-29)
ルーキーL.ボールが欠場した6試合は全敗。得点力やFG%の低さが課題だが、復帰後に4連勝したことからも、チームの勝利には必要な存在であることがわかる。例のアホ親父がウォルトンHC批判を続け、チームから厳重注意。コイツを排除すればチームはもっと勝てるのでは?

24 マーベリックス(15-30)
序盤の絶不調(2勝14敗)の後は13勝16敗とほぼ5割の成績。どこが相手でもそれなりに戦えるマブスは、相手チームにとっては嫌な存在だ。マブス一筋20年、通算得点歴代6位のレジェンド、D.ノビツキーの雄姿を目に焼き付けたい。

25 ネッツ(17-29)
先発PGに定着したS.ディンウィディがプチ・ブレイク中。しかしこれでD.ラッセルがベンチに下がり、選手起用がますます混沌としてきた。良く言えば競争が激しい、悪く言えばそれだけ傑出した選手がいないということである。

26 サンズ(17-29)
D.ブッカーとTJ.ウォーレン、この2人は良いのだが、他のメンバーがいまいち。期待のルーキーJ.ジャクソンも、態度がでかい割にはいまひとつである。相手を100点以下に抑えた試合はほぼ勝っているのだから、チームでディフェンスを頑張るしかないだろう。

27 グリズリーズ(16-29)
一時期どん底だったが最近また勝ち始めた。無名選手ばかりの中でT.エバンスがルーキー年以来の平均20点、5リバウンド、5アシストに迫る活躍である。D.ブルックス、J.エニス、J.マーティン、W.セルデンといった面々もチャンスを得るべく奮闘中。(ほとんど知らん)

28 ホークス(13-32)
目下タンキング中のチームであるが、最近はナゲッツ、スパーズ、ペリカンズと西の強豪チームを次々と撃破。対ウエストの戦績は7勝11敗と、こちらも悪くない。ホークスが相手だとみんな油断しちゃうのか何なのか。

29 マジック(13-32)
キャブス相手に2度接戦を演じ、さらにティンバーウルブズには勝利するなど、決して試合内容は悪くなく、ただ勝てないだけである。そんなチームのイライラを象徴するかのように、A.アフラロがウルブズのN.ビエリツァにパンチをお見舞い。危険なプレーであった。

30 キングス(13-32)
7連敗でついにリーグ最低勝率タイに。ここ11試合でたった1勝と、急に勝てなくなってしまった。今シーズンはここまでスターター経験者が14人、平均出場時間30分以上が0人と、メンバーが固定できていないことも低迷の原因だろう。

NBAパワーランキング 2017年最後

最近ちょっと忙しくて更新できませんでしたが、2017年最後のパワーランキング

1 ウォリアーズ 28-7
やっぱりここが安定感ナンバー1ですね。カリー欠場をものともせず強い。チームの根幹をなすのはトンプソンとグリーンで、特にグリーンは平均7.5リバウンド、7.4アシストと今シーズンも驚異のスタッツ。常に12~13人でローテーションを回しているのも、他のチームにはできない芸当。

2 スパーズ 25-11
遂に頼れるエース、レナードが戻ってきた。まだ本調子ではないものの、これからレナードを中心にチームのケミストリーを構築していくものと思われる。ジノビリ、パーカー、ガソールといったベテランもまだまで健在。今シーズンも西の優勝争いに絡んでくるだろう。

3 ロケッツ 25-8
14連勝を含む21勝1敗のあと、まさかの4連敗。原因はC.ポールのケガで、この司令塔を欠くと全く別のチームになってしまう。ベンチ層の薄さも致命的で、いまどき8,9人のローテーションは珍しい。特にハーデン、アリーザあたりの負担が大きく、ほぼ毎試合40分出ているのは心配だ。

4 セルティックス 29-10
大型連勝のあと、ここ最近の勝率はほぼ5割ペース。「ヘイワードがいれば…」と思わさせられる状況も増えてきている。とはいえケガ人の多さを考えれば、ここまでの戦いぶりは上出来といえるだろう。接戦をものにする勝負強さはさすがスティーブンスHCといったところ。

5 キャバリアーズ 24-11
クリスマスのウォリアーズ戦に完敗。スコア以上にチーム力の差を感じさせる内容で、相変わらずレブロンの孤軍奮闘感が否めない。明るいニュースはI.トーマスの復帰がもう間もなくとのこと。得点力は期待できるが、ディフェンスはさらに弱体する恐れがある。

6 ラプターズ 23-10
強豪相手には苦戦するものの、格下相手の取りこぼしはほぼない安定感のあるチーム。主力のマンネリ化が叫ばれて久しいが、国際色豊かな若手選手をうまくチームに取り込んでいる印象。ポートル、シアカム、アノビー、バンブリート、ノゲイラなどなど。

7 サンダー 20-15
6連勝と新ビッグ3がようやくまとまってきた。ウエストブルックはシュートの無駄撃ちをやめ、ゲームメイクに専念。ジョージはオールラウンドなスコアラー、カーメロはシューターと、それぞれの役割が明確になってきた。アダムス頼りのインサイドは不安だが、このまま突っ走れるか。

8 ティンバーウルブズ 22-14
呪われたかのように全く勝てなかったチームをここまで引き上げたのは、シボドーHCのさすがの手腕といえる。その代償が主力の酷使で、バトラー、ウィギンズ、タウンズの3人はいずれも平均プレータイムの上位に。プレーオフでの戦いを考慮するなら、ベンチの底上げを図るべきだが…。

9 バックス 18-15
ブレッドソー加入以降は14勝9敗で、トレードは一応成功といえるだろう。アンテトクンポの成長と活躍は目覚ましく、MVPレースでハーデンに次ぐポジションにいる。メイカーがいまひとつなインサイドが課題だが、パーカーが復帰すれば少しは改善するだろう。

10 ウィザーズ 19-16
頼れる司令塔ウォールが復帰したとはいえ、いまいち波に乗り切れない状況は変わらない。どんな強豪とも渡り合える底力はあるが、ネッツやホークスにあっさり負けてしまうのは不思議としかいいようがない。やはりウォール次第か。

11 ペリカンズ 18-16
デービス・カズンズのツインタワーは、あらゆる相手にとって脅威であることは間違いない。そしてそれを操る司令塔ロンドが、NBAで21年ぶりとなる1試合25アシスト(⁉)を記録。ベンチの薄さはリーグ最低レベルだが、それを補って余りあるスターターのインパクトだ。

12 ナゲッツ 19-16
首位ウォリアーズを撃破した試合では、相手の3ポイントをわずか3本に抑え込む快勝だった。この試合はアウェイだったが、本拠地デンバーでは12勝3敗と、高地のアドバンテージを活かすことができている。層が厚く、ミルサップ離脱の影響もそこまで感じさせない。

13 ペイサーズ 19-16
勝率5割以上を粘り強くキープし、プレーオフ圏内に留まっているのは見事。やはり原動力オラディポの活躍が目覚ましい。平均得点も25点を超え、MVP候補にも名前があがるほどである。インサイドにはターナーとサボニスがおり、こちらも今後の成長が見込まれる。

14 ピストンズ 19-15
7連敗のあとの7試合を5勝2敗で乗りきった。負けが込んだのは日程と対戦相手が原因だったといえるだろう。PGのジャクソンをケガで欠く状態だが、控えのスミスを中心に乗り切りたいところ。それにしてもドラモンドのリバウンドは凄い。

15 ヒート 18-16
東の首位セルティックス相手に今季既に2勝と強さを見せている。どちらの試合でも古巣相手にオリニクが活躍したようだ。ここまで平均得点2ケタの選手8人はリーグ最多。バランスの良い攻撃力がウリだが、裏を返せば絶対的なエースが不在ということでもある。

16 トレイルブレイザーズ 18-16
リラード&マカラム頼みのオフェンスは改善の兆しがなく、ガードコンビのシュートの好不調に勝負が託されるという状況。ターナー、ハークレス、レナードは不良債権。このまま5割前後の勝率で推移し、プレーオフに滑り込めれば御の字か。

17 シクサーズ 15-19
エンビードがいればそこそこ強いチーム、エンビードがいなければ弱小チームに成り下がる。強烈なインパクトを残したシモンズも、最近はやや低調なパフォーマンスに終始。外のシュートを覚えたいところだ。勝ちパターンを確立できていない感は否めず、プレーオフ進出のためにはここが踏ん張りどころだ。

18 ニックス 17-18
再建一年目のニックスも、ここまで本当によくやっている。しかしロスターの薄さは如何ともしがたく、ハーダウェーJrを欠くと得点力はガタ落ちに。そんな中、ビーズリーがキャリアハイの32得点、ファンにちょっとした驚きを与えた。元ドラフト2位の面目躍如といったところ。

19 クリッパーズ 14-19
一時期は負けが込んだが、ロケッツに勝利するなど復調してきた。スターター4人を欠きながらの頑張りは見事である。得点面ではHCの息子リバースが奮闘し、インサイドはジョーダンが平均15.1リバウンドと獅子奮迅の活躍である。ただしトレードの噂が絶えない。

20 ジャズ 15-21
ゴベアが復帰し「さあこれから」というところでの再度のケガは痛恨である。ルーキーのミッチェルは頑張っているが、平均わずか4.8アシストのルビオなど、ベテランの低調っぷりは情けない。ファンとしては、ここからチーム状態は上向くものと信じたいが…。

21 ブルズ 12-22
ミロティッチ復帰後に7連勝、直近10試合で8勝2敗と驚きの快進撃を見せている。タンク目的のフロントは困惑してるかもしれないが、トレードで水を差すようなことはやめてほしい。PFにはマルカネン、ミロティッチ、ポーティスといずれも3ポイントが撃てる優秀なストレッチ4が揃っている。

22 キングス 12-22
キャブス戦で40歳のカーターおじさんがシーズンハイの24点と大活躍。ダンクマシーンだった若手時代、まさかこんなに息の長い選手になるとは思いませんでした。このチームはザック・ランドルフもいるし、たくさんいる若手はベテランから多くを学び取ってほしいものである。

23 レイカーズ 11-22
このところ勝てていないが、若手の才能は本物だと思うので頑張ってほしい。ルーキーでは下位指名のクーズマが大当たりで、2位指名のロンゾはちょっと残念な感じ。来年は大物FAが何人か来るとの噂もあり、今シーズンは誰を残すかを見極めるシーズンなのかもしれない。

24 ホーネッツ 12-22
現在下位に沈むチームの中では、ホーネッツだけはプレーオフを目指すチームだったはずで、つまり今シーズンのこれまでは大失敗。4番ポジションが手薄にも関わらずセンターを何人も集めるなど不可解な補強もあったが、何よりだらしないのは選手たち自身である。

25 サンズ 13-23
平均112失点は相変わらずリーグワーストだが、ここ5試合中4試合で100失点以下に抑えるなど、ディフェンスは改善の兆しにあるようだ。攻撃面ではブッカーが平均24.6点と躍動、司令塔も兼任するなど牽引している。それにしてもロスターにシューター型PGが多すぎる。

26 マーベリックス 11-25
序盤に連敗を重ね、その後勝ったり負けたりで勝率5割。最終的に30勝前後で落ち着くだろうが、全て昨シーズンと同じである。違うのはチームのレジェンド、ノビツキーのおそらく現役最後のシーズンであること。フロントには将来を見据えたチーム作りが求められる。

27 ネッツ 12-22
他チームの不良債権を寄せ集めた急造チーム。シクサーズとのトレードでオカフォー、スタウスカスを獲得したが、やたらガードとセンターを増やすだけになってしまったような気がする。そろそろ寄せ集めた選手を整理することが必要なのでは?

28 ホークス 9-25
現時点でリーグ最低勝率だが、大型連敗はなくチーム状態も悪くない気がする。そもそもが開幕時点でリーグ最低レベルの戦力だっただけに、有能なHCの元、どっかのブルズと違ってチーム作り(タンキング)は計画通り進んでいる。

29 マジック 12-24
序盤戦にキャブス、スパーズを撃破し、東の首位に立ったのは一体なんだったのやら…。毎年ルーキーを上位で指名するものの、再建は一向に進んでいない気がする。スタッツを残しているからといって、チームを勝たせられない選手とMAX契約するのはやめてほしい。

30 グリズリーズ 11-24
序盤戦にウォリアーズ、ロケッツを撃破し、西の首位に立ったのは一体なんだったのやら…。コンリーをケガで欠くいま、ロスターには知らない選手だらけ。M.ガソールを放出し、完全に再建に舵を切る可能性は高いだろう。