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エイバル(Eibar)というサッカーチーム

サッカーのスペイン1部リーグ(リーガ・エスパニョーラ)にSDエイバル(Eibar)というチームがあります。このエイバルはバスク地方にある人口27,000人の小さな町で、本拠地イプルア(Ipurua)の収容人数は僅か7,000人程度。そんなスモールクラブがリーガ1部という舞台で3年続けて快進撃を見せており、今年も22試合終了時点で7位につけている強さをみせている。

先日はセビージャ相手になんと5-1の快勝。セビージャは過去にUEFAカップヨーロッパリーグで何度も優勝している強豪ですが、この勝利で勝ち点差1に迫りました。5得点はベティス戦以来今シーズン2度目のことで、この2チームはいずれもアンダルシアが本拠地。日当たりのいい陽気なアンダルシアのチームだから、山に囲まれた田舎町エイバルでは閉塞感を感じて力が発揮できないのかも。

そんなエイバルのここまでの戦績です。
@マラガ 1-0
対A.ビルバオ 0-1
@セビージャ 0-3
レガネス 1-0
バルセロナ 0-6
対セルタ 0-4
ビジャレアル 0-3
ラ・コルーニャ 0-0
@R.マドリード 0-3
対レバンテ 2-2
ソシエダ 1-3
ベティス 5-0
アラベス 2-1
エスパニョール 3-1
@ヘタフェ 0-0
バレンシア 2-1
対ジローナ 4-1
ラスパルマス 2-1
対A.マドリード 0-1
対マラガ 1-1
@A.ビルバオ 1-1
対セビージャ 5-1

序盤戦は負けが込み、5試合連続無得点、9試合で僅か2得点、6試合で完封負けと惨憺たる状態で、ついに2部に降格か…とファンを心配させたものでした。それが12節のベティス戦の5-0勝利をきっかけに、連戦連勝の快進撃。6勝1分けというこの期間の欧州リーグ最高成績で7位まで順位を上げてきました。

ミニチュアみたいな本拠地イプルアはここ数年はずっと改修を続け、改修が全て完了しても座席数は9,000程度とのこと。まかり間違ってヨーロッパリーグ出場権でも得てしまったら流石にこの収容人数ではマズいはずで、どうするんでしょう。エイバルという町もなかなか面白くて、山間部に位置するためとにかく平地がない。狭い土地に高層ビルが建ち並ぶ様相はとても田舎町とは思えない密集ぶりです。

日本の乾選手もドイツの大都市フランクフルトからエイバルにやってきて、居心地が良い様子。小さな町の快進撃はいつまで続くのか興味深いし、後半戦のバルサ、レアルといった強豪との試合も楽しみです。