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NBAパワーランキング 2019中盤

半分ちょっとを消化したNBAの私的パワーランキング。今年はいつも以上に混戦で難しい。

1.ウォリアーズ(28-14)
例年になく勝率が悪いが、総合力はここがナンバー1。絶不調と思われていたK.トンプソンも完全復活し、ここからギアを上げてどんどん勝っていきそうな予感。D.カズンズが復帰間近とのことだが、これは吉と出るか凶と出るかわからない。

2.ラプターズ(32-12)
現在の勝率ナンバー1チーム。エースガードのK.ラウリー欠場でやや調子を落とすも、依然として優勝候補の一角である。K.レナードは今季のMVP候補の一人。さらに急成長のP.シアカムはMIPの有力候補だ。

3.バックス(29-12)
ラプターズと全体トップ勝率を争い中。キャブスとのトレードで、さらに隙のない戦力が整った。なんといってもエースのG.アンテトクンポのモンスター的な活躍がえげつない。MVPの有力候補だ。

4.ロケッツ(24-17)
C.ポールを欠きながら、昨年の3ポイント爆撃ロケッツが戻ってきた。エースのJ.ハーデンのここ最近のスタッツは驚異的。必殺のステップバック3Pは誰にも止められない。新加入のA.リバースの活躍、下から引き上げたD.ハウス、G.クラークの成長も好調の一因だ。

5.スパーズ(25-19)
王朝の終焉を予感させたスパーズが見事に復活。ポポビッチはやはり名将だ。その原動力はD.ホワイト、B.フォーブスのガードコンビの急成長。さらにベテランのL.オルドリッジがキャリアハイの得点をマークするなど健在だ。

6.ナゲッツ(28-13)
激戦ウエストの首位に立ちながら、圧倒的な強さは感じさせない不思議なチーム。絶対的な大黒柱がセンターのN.ヨキッチ。得点・リバウンド・アシスト・スティールでチームトップという次世代型の万能ビッグマン。

7.サンダー(26-16)
チームの勝ち負けはR.ウエストブルックのその日の調子次第、蓋を開けてみなければわからない。噛み合えばどこにも負けない強豪になるが、ダメなときはドアマット相手にも苦戦するという、ギャンブル的な戦いを続けている。

8.シクサーズ(27-16)
J.エンビード、B.シモンズという圧倒的な才能を擁しながら、チームとしての層の薄さが拭えない。プレーオフに向けて、昨年のようにベテランを急遽補強するかも。ところで、M.フルツは何処へ行った?

9.セルティックス(25-17)
これだけの戦力がありながら、どうも調子に乗り切れない。ケガ人・欠場者が増えて層が薄くなればなるほど勝てるという不思議なチーム。若き名将B.スティーブンスはやりくり上手だが、巨大戦力を持て余す傾向にあり?

10.ペイサーズ(28-14)
全体で4番目の勝率だが、ここまでのスケジュールが楽だったという評価。強豪相手の試合が続くここから真価が問われるところ。それにしてもあまり話題にならない地味なチームだなー。

11.ジャズ(22-21)
昨シーズンは前半戦負け越しの借金生活、後半の勝率がリーグナンバー1だったような。今シーズンも同様に、ここからぐんぐん巻き返していきそうな雰囲気だ。持ち味の守備が改善され、失点が減ってきたのが良い傾向。

12.ブレイザーズ(26-17)
プレーオフの無様な負け方のせいで、いくら勝っても懐疑的な目で見られるちょっとかわいそうなチーム。リラード&マカラム体制の限界を感じさせるが、なんとか粘ってここまでウエストの上位をキープ。

13.クリッパーズ(24-18)
今シーズン最も謎なチーム。オールスター級の突出した選手は不在ながら、リーグ4位の平均得点という攻撃力を誇る。こういうチームはえてしてプレーオフに弱いが、どうなることやら。(プレーオフには出れる?)

14.ヒート(21-20)
ここも総合力のチーム。若手中心のラインナップにベテランのウェイドが良いスパイスになっている。巨額のサラリー(タックス)から解放される来シーズンに向けて底上げを図っている状況か。

15.レイカーズ(23-20)
レブロンがいないとこんなものか。もう一人のベテラン、R.ロンドの不在も痛い。B.イングラム、L.ボールなど、あれだけ上位で指名した若手の成長がイマイチという状況は、チームの将来に不安を抱かせる。

16.ティンバーウルブズ(21-22)
J.バトラーのトレード後の勝率はひま一つ。そんな状況の中、シボドーHCが電撃解任された。フロントと現場の意思疎通のなさが浮き彫りとなり、この組織の闇が深いことを感じさせる。そんな中で、D.ローズの復活劇は多くのNBAに感動を与えた。

17.マーベリックス(20-22)
全米に巻き起こるL.ドンチッチフィーバー。驚異のバスケセンスを披露し、既に今期の新人王はほぼ確定、オールスターのスタメン選出も濃厚だ。マブスはD.ノヴィツキーに代わる欧州出身のスーパースターを早くも見つけた。

18.ネッツ(21-23)
謎の快進撃でプレーオフ圏内に滑り込んできた。数年間ドラフト指名権がない中で、ここまでチームを作り上げたのは立派である。調子を維持できればプレーオフ進出の可能性は高い。

19.キングス(21-21)
エストの最下位候補という下馬評のなか、ここまで勝率5割をキープできているのは立派。身体能力のD.フォックス、シュート力のB.ヒールド、この二人はどちらもMIP候補で、今後のチーム作りの中心となり得るタレントだ。

20.ペリカンズ(20-13)
思うように勝てず、孤軍奮闘の状況から、エースのA.デービスのトレード話が浮上。
こんな状況ではチームとしてまとまるのは難しい。昨プレーオフで大旋風を巻き起こし、さらなく躍進を期待されたシーズンだったのだが…。

21.ホーネッツ(19-22)
そこそこのタレントを抱えながら、現状はK.ウォーカーのワンマンチーム。今年のオールスター開催地だけに、意地でもプレーオフ圏内に留まりたいところ。来年の契約を考えると、フロントは頭が痛いだろう。

22.ウィザーズ(18-25)
エースガード、J.ウォールのシーズン全休が決定。B.ビールのトレードの噂も尽きず、O.ポーター、I.マヒンミの高額サラリーに悩まされる。最近の戦績は元々の実力に見合うものだが、それにしても明るい未来が見えません!

23.ピストンズ(18-23)
ケーシーHCの就任、開幕5連勝スタートで明るい希望を抱かせるが、ここ最近の連敗でいつものピストンズの定位置に後退。エースのB.グリフィンは好調なだけに、なんとか立て直して再浮上してほしいところだ。

24.グリズリーズ(19-23)
序盤で首位に立ち、ずるずると後退しているのは昨年と同じだ。平均失点は依然としてリーグ最少ながら、逆に平均得点は最下位。しかしあらゆる上位チームにとって嫌な相手である。チームのお荷物、C.パーソンズにようやく放出の噂が。

25.マジック(18-24)
決して弱くはない、弱くないが強くもない。思い切ってタンクをしないので、いい新人がとれない。(しかも指名もヘタ)N.ブチェビッチなんかはとてもいい選手で、ここで燻っているのは勿体ない気がする。

26.ホークス(13-29)
マジックとは対照的に、計画的に再建を進めているチーム。若手が順調に育っており、時々強豪相手にアップセットを起こすことも。勝ちすぎてドラフト指名権の順位が下がらないように注意したい。

27.サンズ(11-30)
ベテランのT.チャンドラーとT.アリーザを放出し、一時的には強くなったが、好調が続かないのは若さゆえか、コーチ陣が悪いのか。ウィザーズから獲得したK.ウーブレが伸び伸びやっているのは良いことだ。

28.ニックス(10-32)
こんなチーム(失礼)でも、資産価値はリーグでナンバー1というのだから、ニューヨークという都市の力は偉大だ。こんな大都会に来たら、選手たちはバスケットボールに集中できないということなのだろうか。

29.ブルズ(10-32)
ここがこれだけ勝てていないのは不思議だが、原因は主力のケガの多さ。ここまでフル出場は新人のW.カーターJrのみ。エースのZ.ラビーンもケガがちな選手。これってトレーナーの責任なんですかね?

30.キャバリアーズ(8-35)
JR.スミス、K.コーバー、G.ヒルとベテランを次々と放出し、シーズン中に2度目のリセットボタンを押す。しかしまあ、レブロンが出てった後のチームはことごとく焼け野原になりますねえ。

ロケッツ、スパーズが上がってきたのが面白い。ジャズもこれから上がってきそう。ウエストの順位争いは最後まで縺れそうですが、プレーオフが面白いのはイーストですね。