ロケットスタート継続中
およそ3分の1が終わったNBA。恒例のパワーランキング形式で最近をふりかえる。
1 ロケッツ 21-4
元から強かったが、C.ポール復帰後は他を寄せつけない圧倒的な強さである。ハーデンも誰も止められないような感じで、同チームに平均10アシストと9アシストの選手がいるなんてありえない。レギュラーシーズンはこのまま突っ走りそうだが、ダントーニのチームはプレーオフで勝てないという点のみが心配だ。
2 ウォリアーズ 22-6
カリーだのデュラントだの、ちょくちょくと主力が休むのが気になるが、それでも圧倒的な強さに変わりはない。プレーオフに向けて主力のコンディションとモチベーションの両方を上げていくことが、これからの王者にとっての課題だろう。
3 セルティックス 23-6
接戦が多くブローアウト勝ちがあまりないのが今シーズンの特徴。そのためか若干疲れが出てくる頃と思われる。他の強豪に比べてベンチ層は厚いとはいえないが、敏腕スティーブンスHCは何とかやりくりするだろう。アービングのパフォーマンスは依然MVP級だ。
4 スパーズ 19-8
エースのレナードを欠きながらも調子を上げてきた。おそるべき底力をもつチームである。そのレナードも近々復帰するとの噂があり、これをきっかけに一気に突っ走りそうな雰囲気も感じさせる。セルツ戦で決勝シュートを決めたジノビリは40歳!?こちらもおそるべし。
5 キャバリアーズ 19-8
チームタイ記録の13連勝するも、相手に恵まれていた点は否めない。ルーHCがフライ、J.グリーンといったベンチの人材を活用し、好調につながっているのは良い傾向だ。I.トーマス、T.トンプソンの復帰も間近とのこと。引退騒動のお騒がせローズはもう戦力としては計算しないほうがよいだろう。
6 ラプターズ 17-8
ベテラン集団が元気である。特に平均得点111点(リーグ3位)とオフェンスが好調。常に11~12程度でローテーションを組むなど、非常に層の厚いチームでもある。スケジュールに恵まれていることから、しばらく好調が続きそうだ。
7 ティンバーウルブズ 16-11
連勝もなければ連敗もなく、好不調の波が少ないシーズンである。主力3人が平均20点近くとるなどバランスは良いが、ウィギンズにはもうちょっとがんばってもらいたい。ベンチ含めてメンバーは揃っているので、何かのきっかけでスパートがかかると良いのだが。
8 バックス 15-10
ようやくシーズン前に期待されていた順位へと上がってきた。ブレッドソーの加入は今のところ吉と出ているようだ。チームリバウンドが最下位の現状から、クリッパーズのD.ジョーダンの獲得を試みているとの噂だが、それよりもJ.パーカーの復帰を待つのが吉か。
9 ウィザーズ 14-12
リーグ屈指の司令塔ウォールをケガで欠いており、ここを何とか凌ぎたい。ジャズ戦のとんでもない大敗は、このチームが不安定なシーズンを送っていることの象徴である。やはりここは高給取りの(しつこい)ポーターJrに期待したいところ。
10 ナゲッツ 14-12
ミルサップのケガ離脱は痛手だが、それを埋めるだけの選手層の厚さはあるはずだ。ロスター17人のうちSGが5人、PFが6人という極端にアンバランスなメンバー構成になっており、トレードなどでバランスの改善が必要な気がする。
11 ペイサーズ 16-11
キャブスの連勝を止め、そこから4連勝。ペイサーズのここまでの健闘は、序盤戦の最大サプライズのひとつである。やはり新エース、オラディポの活躍が素晴らしい。安易なタンクに走らず、現有戦力でなんとかプレーオフを目指すこのチームの姿勢は見習うべき。
12 ピストンズ 14-12
開幕から好調だったチームがここへきて6連敗。今後も非常にタフなスケジュールが続き踏ん張りどころであるが、バンガンディHCになにか策はあるのだろうか。ピストンズはこの成績でもセントラルの4位。今シーズンは非常にハイレベルな地区となっている。
13 サンダー 12-14
ウォリアーズやスパーズに勝ちながら、マブスやネッツに負けるという不思議なチーム。そろそろいい加減に一致団結し、勝率5割前後の状況から抜け出さないことには、HCがクビになる可能性も。ひとつはっきりしたのは、ウエストブルックはスター選手との共存が難しいということ。
14 シクサーズ 13-13
格下のサンズやレイカーズに負けるなど、取りこぼしが続いている。ぽつぽつとケガ人が出てきたことも気がかりである。そんな中、出番のなかったJ.オカフォー、N.スタウスカスを放出し、ネッツからT.ブッカーを獲得。ベテランを加えたことで安定感が増すことを期待したい。
15 ペリカンズ 14-14
凶悪なスターターと対照的な貧弱ベンチメンバーは要改善だが、サラリーの状況から補強は難しい。このままではスターターの疲労が溜まる一方である。カズンズ&デービス頼みの何かと大味な試合運びという印象が否めない。
16 ジャズ 13-14
大黒柱ゴベアがケガから復帰し、早速ディフェンスにはその効果が出ている。オフェンスではルーキーのD.ミッチェルが気持ちいいほどの大活躍。このまま平均得点を伸ばし続ければ、まさかの新人王獲得もあり得るだろう。
17 ヒート 13-13
18 トレイルブレイザーズ 13-13
5連敗はいずれも力負けといった印象で、チームの限界を感じさせる。おそらくサンダーあたりとプレーオフ最後の座を争うことになりそうだが、可能であればベンチの底上げを図りたいところだ。特にリラード&マカラム頼りのオフェンスは要改善。
19 ニックス 13-13
再建中ながらここまでよくやっているという印象だが、ポルジンギスのスタッツと共に緩やかに下降中。先発PGをルーキーのニリキナにするなど、さらに若返りを図ってはいかがかと思います。カーメロ時代の重苦しい空気は一掃されたといえる。
20 レイカーズ 10-15
イングラムが徐々にその才能を発揮し始め、シュート不調のロンゾもできることをやっているという印象。K.クーズマは今年のドラフト最大の掘り出し物。これだけ才能のある若手が揃っているのだから、チームには明るい未来しか見えない。
21 ネッツ 10-15
バカげた補強のせいで何年間もドラフト権がない八方塞がりの状況だったが、FAやトレード補強でうまくやりくりしている。ベテランを放出し、一巡目上位指名のJ.オカフォー、スタウスカスを獲得した今回のトレードも好意的に評価すべきだろう。
22 クリッパーズ 10-15
どん底の状態は抜け出したとはいえ、ベストメンバーからはほど遠い状況。経験豊富な司令塔テオドシッチが戻ってきたことで少しは改善するだろう。高額サラリーのベテランを放出するかどうか、首脳陣にはチームの未来を考えた決断が求められる。
23 マジック 11-17
一時は地区首位に立つものの、ズルズルと後退してプレーオフ圏外に。ドラフト5位のアイザックも今のところは期待外れの印象で、ドラフト下手なチームという印象が定着している。ここ最近の新人もヘゾニャ、ペイトン、ゴードン・・・確かに順位の割にパッとしない。
24 マーベリックス 7-20
ここ10試合では勝率だいたい5割と復調の兆しがみえる。昨シーズンの序盤戦もこんな感じで、つまりベテランが多くてスロースタートということである。チームのレジェンド、ノヴィツキーの最後のシーズンになりそう。今のうちに次のエースを見つけなくては。
25 ホーネッツ 10-16
ダントツの最下位ブルズに今シーズンだけで2勝を献上。D.ハワードは元気で、N.バトゥムも復帰したにも関わらずの体たらくである。各ポジションの選手も揃っているし一体何が問題なのかよくわからないチームである。
26 キングス 8-18
敵地でのウォリアーズ撃破は今シーズンのハイライト。この若いチームのポテンシャルと可能性を知らしめた。ルーキーPGフォックスがスターターに定着してからは、5割近い勝率を残している。昔シクサーズにいたJ.サンプソン、今はここにいるんですね。
27 サンズ 9-19
時々見違えるようにいい試合をすることもあるが、基本的には大量失点(115点)を繰り返すディフェンスレスのチーム。爆発的なオフェンスを備え、強豪にとってはちょっとやりにくいチームではあると思われるが。
28 グリズリーズ 8-19
今シーズンのHC解任第1号は、グリズリーズのフィッツデールとなった。成績不振とはいえ、選手から慕われていた元HCの解任には否定的な声が多い。このまま下降を続ければ、M.ガソル、コンリーなど主力を放出してチームを完全解体する可能性も。
29 ホークス 6-20
しっかりと試合をしてしっかり負けるというのは、再建中のチームとしてお手本のような戦い方。ルーキーのJ.コリンズが台頭してくるなど、明るい話題も少なくない。ドラフトでいい新人が入ればいずれプレーオフ戦線に復帰するだろう。
30 ブルズ 6-20
接戦を落としまくりの10連敗から、ミロティッチ復帰後は3連勝。なんと東の首位セルティックスにも勝利するサプライズも。ミロティッチとポーティスは和解、クリス・ダンやマルカネンらが躍動しており、チーム状態は上がってきている。
ワールドカップのグループ分け
2018年ロシアワールドカップ組み合わせ抽選会がいつの間にか行われていました。抽選結果は次の通り。カッコ内の数字は全くアテにならないFIFAランキングです。
グループA
ロシア(65)
サウジアラビア(63)
エジプト(31)
ウルグアイ(21)
なんともイスラムの香りが強いグループとなりました。エジプトが出てたなんて知らなかった。出場国中FIFAランク最下位の地元ロシアにとっても、予選突破はそれほど難しくない組み合わせとなったのではないでしょうか。(予選突破予想:ロシア、ウルグアイ)
グループB
ポルトガル(3)
スペイン(6)
モロッコ(40)
イラン(32)
グループC
フランス(9)
オーストラリア(39)
ペルー(11)
デンマーク(12)
FIFAランク的には実力が拮抗していますが、実際はフランスの一強といった様相。個人的にはタレントの宝庫フランスは優勝候補だと思っています。ペルー、デンマークのFIFAランクってこんなに高いんですね。全然知ってる選手がいないですが。(予選突破予想:フランス、デンマーク)
グループD
アルゼンチン(4)
アイスランド(22)
クロアチア(17)
ナイジェリア(50)
アルゼンチンとナイジェリアがまたしても同じグループに。君たち本当に仲いいねー。初出場のアイスランドに大注目。国の人口33万人はおそらく出場国中ダントツの最少。旋風を巻き起こすことに期待します。(予選突破予想:アルゼンチン、アイスランド)
グループE
ブラジル(2)
スイス(8)
コスタリカ(26)
セルビア(37)
ブラジルの優位は変わらないが、前回大会で旋風を巻き起こしたコスタリカあたりも侮れない。スイスもFIFAランクほどの実力はないでしょう。全チームに予選突破のチャンスがあると思います。(予選突破予想:ブラジル、スイス)
グループF
ドイツ(1)
メキシコ(16)
スウェーデン(18)
韓国(59)
世間的にはここが「死のグループ」らしいですが、そうでもないような気が・・・。韓国にとっては厳しいグループとなりましたが。ドイツの長きに渡る強さの安定感は凄いですね。W杯連覇も十分あり得ます。(予選突破予想:ドイツ、スウェーデン)
グループG
ベルギー(5)
パナマ(56)
チュニジア(27)
イングランド(15)
前回大会はいまいちだったタレント集団のベルギーに期待したい。パナマの場違い感(失礼)が否めないが、予選を突破したのだから実力はあるのでしょう。最近元気のないイングランドですが、サッカー母国の意地が見たい。(予選突破予想:ベルギー、イングランド)
グループH
ポーランド(7)
セネガル(23)
コロンビア(13)
日本(55)
日本にとってはそれほど悪くないグループに入りましたかね。コロンビアは前回も同じグループで、雪辱を果たしたい相手。ポーランドってこんなにFIFAランクが高いの!? レバンドフスキぐらいしか知ってる選手がいないんですが。(予選突破予想:ポーランド、コロンビア)
今回は死のグループはなくて、強豪がほどよく分散した感じがします。W杯常連国のイタリアとアメリカが出てないのが寂しい・・・というか違和感を感じます。ほかに全くアテにならないFIFAランキングからいくと、10位チリ、19位ウェールズ、20位オランダ(!?)も出てない。
なんだかんだで楽しみな四年に一度のサッカーの祭典。ヨーロッパ勢が優勢な気はしますが、どんな結果になりますやら。
NBAの結果
BKN109ー119CLE
キャブスはこれで6連勝かー。しかし弱小ネッツに109失点はいただけない。ディフェンスの改善はまだのようです。
POR81-101PHI
BOS98-104MIA
セルティックスの連勝は16でようやくストップ。低迷中のヒートだが、やはり実力はある。元セルツのオリニクが意地を見せたか。セルツもこのところ接戦続きだっただけに、疲れがあったかもしれませんね。連勝のプレッシャーから解放されて伸び伸びとやってほしいですね。
LAC116-103ATL
クリッパーズの連敗もようやくストップ。相手が弱いしねー。
GS91-108OKC
この日一番の注目カードは、ホームのサンダーが意地を見せました。意外なほどの圧勝劇。バラバラ気味だったサンダーのビッグ3、憎きデュラント相手にようやく一つにまとまったか。ウエストブルックの爆発力、ジョージの万能さ、カーメロのアイソからの得点力、アダムスのサイズと存在感、ロバーソンのハッスル、これらが噛み合うと相当な力を発揮することが判明。この試合をきっかけにこれから勝ち続けるといいですね。
MIL113-107PHO
トレードがあったチーム同士の対戦は、アンテトクンポを欠くバックスの勝利。オーバータイムまでもつれる熱戦となりましたが、やっぱり接戦では勝てないサンズであった。
2017年のNBA開幕
2017-18シーズンのNBAも開幕いつの間にか開幕し、ここまで10試合近くが経過。例のごとくパワーランキング形式でここまでをふりかえる。(2つ前の記事で昨シーズンの開幕について書かれてます。どんだけ更新してないんだ 笑)
1.Warriors(7-3)
開幕から早い段階で3敗するなどもたつくも、早くも歯車が噛み合いだした模様。一試合で141得点はエグすぎ。マカウ&ベルといた若手を使いながら育てるなど、カーHCの采配にも抜かりない。
2.Celtics(7-2)
3.Rockets(7-3)
いきなりポールをケガで欠くも、代わりにエリックゴードンが大爆発。3ポイント爆撃の破壊力は健在だ。苦手なグリズリーズに2敗を喫するも、開幕戦でウォリアーズに勝つなど強豪に強い。
4.Timberwolves(6-3)
「今年こそ」結果を求められるシーズンで、序盤の滑り出しはまずまず。サンダー戦のウィギンズのブザービートには痺れた。このままの調子を維持したいところだ。
5.Pistons(7-3)
新アリーナで迎える今シーズン。いつになく張り切っており、王者ウォリアーズを撃破するなど好調だ。ハリスがエース級の活躍、新加入のブラッドリーも攻守で効いている。
6.Grizzlies(6-3)
7.Magic(6-3)
序盤戦最大のサプライズ。キャブスを撃破し、一時はイースト首位にたつなどの快進撃をみせた。3ポイントが入れば勝ち入らなければ負けるという感じで、弱小ブルズに大敗するなど脆さも感じさせる。
8.Spurs(5-4)
エースのレナードを欠く状況ではこの成績も致し方ないか。若手を育ててベンチの底上げをしつつ、エースの復帰を待つのは名称ポポビッチとしてはお手の物。
9.Clippers(5-3)
4連勝スタートでウエストの首位に立つも、苦手のウォリアーズにボコボコにされて意気消沈。期待のテオドシッチも欠場し、早くも暗雲が立ち込める状況となりつつある。リバース親子でなんとかするしかない。
10.Raptors(5-3)
どうしようもない頭打ち感のあるこのチームにはあまり多くを期待できない。主力の多くはピークを過ぎたベテランで、チームもここから緩やかに下り坂を迎えるだろう。
11.Wizards(4-4)
60勝を目指すと意気込んでいた開幕前の期待値からすると、やや期待外れ。ビッグ3のスタッツは文句なしだが、ベンチが薄いという弱点を露呈している。失点が多すぎるのも気になる。
12.Thunder(4-4)
新ビッグ3結成で、オフシーズンの話題を独占。懸念されていたように、チームケミストリーの形成にはまだまだ時間がかかりそうだ。ウエストブルックは今年もシーズントリプルダブルを狙うのか。
13.Jazz(5-4)
ヘイワードが抜けても相変わらず安定して強い。ゴベアを中心とした堅固なチームディフェンスも健在だ。ルーキーのミッチェルがスコアラーとしての片鱗を見せているのも心強い。
14.Pelicans(5-5)
デービス・カズンズのツインタワーの破壊力は誰もが認めるところ。強大なポテンシャルをフルに発揮できないのは勿体ないとしかいえないが、ここまで勝率5割と不気味な存在感を放っている。
15.Cavaliers(4-5)
昨シーズンも経験した謎のスランプに早くも陥っている。序盤からレブロンがフル稼働しないと勝てないのでは体力がもたないだろう。ルーHC解任も時間の問題か。失点と被FG%があまりにも悪すぎる。
16.Bucks(4-5)
目下得点王アンテトクンポの活躍には文句のつけようがない。それだけに開幕からのチームの不調には大きな不満を感じさせる。若いチームだけに軌道修正し、早く勢いに乗りたいところだ。
17.76ers(5-4)
開幕3連敗でファンを「またか…」と思わせたのも束の間。ここから5勝1敗と巻き返し、波に乗っている。実質ルーキーのベンシモンズは平均トリプルダブルに迫る驚異のスタッツを記録。エンビードと共に明るい未来を予感させる。
18.Nuggets(5-5)
トップ10入りとの予想は流石に過大評価だったか。司令塔が定まらない状況では、自慢のフロントコートも宝の持ち腐れだ。ヨキッチは流石の万能っぷりを披露。彼がいる間になんとか上位進出を狙いたい。
19.Hornets(5-4)
グリズリーズ、マジックといった勢いに乗る話題のチームに勝つあたり、実力はあるのだろう。ハワードの平均14リバウンドは流石だが、強いのか弱いのかあまりよくわからないチームだ。
20.Trailblazers(5-4)
リラードの勝負強さには恐れ入るが、チームとしてはこの辺が精いっぱいか。高額契約を抱える選手が無駄に多く、補強しようにも動けないのが辛いところだ。
21.Pacers(5-4)
ポールジョージを放出し低迷が予想されたが、ここまで大健闘。平均得点リーグ4位の攻撃力でウルブズ、キャブスといった強豪を撃破している。地元インディアナに帰ってきたオラディポが攻守で躍動している。
22.Heat(3-5)
昨シーズン終盤の快進撃で期待を抱かせたが、ここまでの成績は本来の実力通りといえるだろう。若手に大金をつぎ込みすぎたツケが来シーズン以降に回ってこなければいいが…。
23.Knicks(4-4)
カーメロを放出し、ポルジンギス中心の再建路線をとったのは大正解。チーム内の重苦しい空気は一掃されたといえるだろう。ポルジンギスのポテンシャルは計り知れない。末恐ろしい選手だ。
24.Lakers(4-5)
話題の新人ボールをはじめ若き才能に溢れるチーム。しかし今ひとつ突出した存在がいないのがもどかしい。試合によって出来不出来の波が大きく、激戦のウエストを勝ち抜くにはまだまだ経験不足か。
25.Nets(3-6)
ポテンシャルを発揮しているラッセルの移籍は大正解だった。一方で開幕直後にリンが今季絶望に。司令塔を失ったチームは今季も低迷を続けそうだ。平均120失点はあまりに多すぎる。
26.Suns(4-5)
開幕から目も当てられない惨状だったが、ヘッドコーチ交代を機に一変。強豪ウィザーズを破るなどサプライズを見せた。才能はあるが粗削りな若者ばかりで、チームとしての完成はまだまだ先か。
27.Kings(1-8)
大ベテランと20歳前後の若手で構成されるチームには、中堅どころの選手がほとんどいない。再建には相当な時間がかかりそうだが、それにしても大方の予想以上に勝てていないのが心配だ。
28.Mavericks(1-10)
現在のリーグ最低勝率。接戦をことごとく落とし、勝てていない。しかしスロースターターなベテランが多く、昨シーズンの開幕もこんな感じだったような…。
29.Hawks(1-8)
主力をごっそり引き抜かれた影響がモロに出ている。シュレーダーの孤軍奮闘だけではなかなか勝てないだろう。名将ブデンホルツァーでもさすがに手の打ちようがないか。
30.Bulls(2-6)
2勝しているとはいえ、戦力的に最低レベルなのは間違いないだろう。開幕前からゴタゴタ続きのチームにおいて、ルーキーのマルカネンの活躍が唯一の希望だ。
給料泥棒&ワーキングプア
気づけばNBAのレギュラーシーズンが終わっちゃいそう。サンズのD.ブッカーが70得点ですって!?マジかよ・・・信じられない。
今シーズンからサラリーキャップが跳ね上がったため、オフには一昔前では考えられなかったようなバカげた契約が続出。そしてキャップ増加前に契約した選手との給与格差が問題になってます。個人的にこの選手給料高すぎじゃね?(給料泥棒)という選手と、この選手はお買い得だな~(ワーキングプア)という選手をあげてみる。
給料泥棒ランキング
2212万ドル 6.2ポイント 2.5リバウンド
2.マイルズ・プラムリー(ホーネッツ/センター)
1240万ドル 3.2ポイント 4.0リバウンド
弟のメイソン・プラムリーがこの金額ならまだわかるが、凡庸な控えセンターの兄のほうとこんな契約をしちゃったバックスはバカなのか?そしてそんな選手を引き取ったホーネッツはさらにバカなんでしょうか。
1850万ドル 10.5ポイント 2.8リバウンド
ネッツが提示したバカ契約オファーにマッチしちゃったブレイザーズもバカだ。凡庸な控えスイングマンにこの金額は高すぎる。チームメイトのE.ターナー(1639万ドル)だって貰いすぎ。ブレイザーズの懐事情は大変なことに。
4.イアン・マヒンミ(ウィザーズ/センター)
1600万ドル 5.5ポイント 4.7リバウンド
昨シーズンから給料は一気に4倍に。ゴータットいるのにこんな控えセンターと高額契約を結ぶ意味がわからない。しかもケガがちで20試合ちょいしか出てない見事な給料泥棒っぷり。
1171万ドル 6.9ポイント 3.8リバウンド
こんな特徴のない地味な(失礼)選手が1000万ドル以上貰えるなんて、今オフのバカげた契約を象徴するような選手。
他には史上最高額契約を結んだM.コンリー(グリズリーズ)、多くの批判を集めたT.モズゴフ(レイカーズ)、J.ヘンソン(バックス)とM.テレトビッチ(バックス)のミルウォーキー勢、昨年の活躍がフロックっぽいB.ビヨンボ(マジック)にK.ベイズモア(ホークス)、血栓で出場ゼロのボッシュ(ヒート)やJ.ノア(ニックス)のベテラン勢などバカげた契約がいっぱい。
ワーキングプアランキング(ルーキー契約・ベテラン最低保証は除く)
1.アイザイヤ・トーマス(セルティックス)
659万ドル 29.1ポイント 6.0アシスト
当時契約を結んだサンズとしては、まさかこの選手が得点王を争うようなスコアラーになるなど夢にも思わなかったに違いない。そしてこんなお買い得契約をしときながら、トレードで放出してしまっている。
2.スティファン・カリー(ウォリアーズ)
1211万ドル 24.9ポイント 6.4アシスト
2年連続MVP。今やNBAを代表するスター選手がこの格安契約。その理由は、ケガがちでパッとしなかった時代に結んだ契約だから。さて来年のサラリーは一体どうなっちゃうのでしょうか。
3.ディオン・ウェイターズ(ヒート)
290万ドル 15.3ポイント 4.3アシスト
その素行や言動の悪さからこんな激安サラリーとなっているが、実力は疑いようがない。ヒートの驚きの快進撃を支える一人でもある。
4.マーカス・モリス(ピストンズ)
463万ドル 14.0ポイント 4.7リバウンド
サンズ時代は双子の弟という印象しかなかったが、ピストンズ移籍後はヴァン・ガンディHCからの信頼が厚く、昨年は平均35分出場と主力級の活躍。今期も昨年同様の水準で活躍している。
5.エイブリー・ブラッドリー
827万ドル 16.9ポイント 6.2リバウンド
NBA2016開幕
NBAの2016シーズンが開幕しました。ここまで10試合ちょいが終わった時点でのMyパワーランキング。勝敗に捉われず、本当の実力と今後の予想も含めてランク付けしました。
1 クリッパーズ(11-2)
2 キャバリアーズ(10-2)
王者は昨年とはうって変わって開幕から絶好調。シクサーズ相手に接戦を演じるなど油断も見られるが。
3 ウォリアーズ(10-2)
開幕当初は躓いたものの、このところ連勝中。噛み合いだしたら怖い。
4 スパーズ(10-3)
ここは何の心配もないでしょう。レナードもMVP候補の一人。
5 ラプターズ(8-4)
東のNo2の座は譲りたくない。デローザンは目下得点王。
6 ブルズ(8-4)
ウェイドはブルズのユニフォームが似合うなー。存在感抜群です。
7 ホークス(9-3)
今年はダメかと思ってましたが、流石にチーム作りが抜群にうまい。
8 ホーネッツ(8-3)
一時は東の首位に立つなど開幕から絶好調。ケンバウォーカーが急成長。
9 ロケッツ(7-5)
ハーデンはアシスト王を狙える!?ほどの驚異的なスタッツをマーク。
10 サンダー(8-5)
孤軍奮闘のウエストブルックはこちらも驚異的なスタッツ。シーズントリプルダブルを本気で狙える!?
11 ジャズ(7-6)
強い相手に勝てない。西4位の評価は流石に過大評価だったか?
12 セルティックス(6-6)
東3位の評価はやっぱり過大評価。スモールラインアップの限界も感じる。
13 ブレイザーズ(7-7)
大金を払ったオフの補強も今のところ効果薄。リラードは凄いけれども。
14 グリズリーズ(7-5)
15 ピストンズ(6-7)
ちょっと期待外れなここまでの成績。実力はあるはず。
16 レイカーズ(7-6)
ここまで大健闘。これもルークウォルトンHCの手腕の賜物か。
17 ペイサーズ(6-7)
18 バックス(5-6)
今年こそプレーオフのはずが、これまで何をやっている!
19 ニックス(5-7)
あれだけのメンバーを集めながら、これまで何をやっている!
20 ティンバーウルブズ(4-7)
ドラ1&新人王を二人も擁しながら、これまで何をやっている!
21 マジック(5-7)
まあこんなもんでしょ。ビッグマンを放出してガードをとらないと。
22 キングス(4-9)
新アリーナ&ロゴの効果もなく、今年も進歩がない。
23 ナゲッツ(4-8)
ナゲッツって誰がいたっけ?っていうぐらい存在感が薄いです。
24 ペリカンズ(3-10)
8連敗スタートも、このところ3勝2敗と盛り返し中。ここはケガとの戦いだな。
25 ヒート(3-8)
旧ビッグ3が全員抜け、焼け野原のようなチーム状況に。
26 サンズ(4-9)
無名選手ばかりでよくやってますよ。
27 ネッツ(4-9)
リーグ最下位候補がここまでは大健闘中。
28 マーベリックス(2-9)
まさかここまで苦戦するとは。バーンズがエースではキツいか。
29 ウィザーズ(3-8)
ケガに祟られてますな。ウォールがかわいそうだ。
30 シクサーズ(2-10)
エンビードは素晴らしい活躍ですが、チーム状況は相変わらず。