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NBAのフランチャイズ 都市ランキング

NBAフランチャイズ都市のランキング。純粋に「市」の人口だと、面積が広いだけで人口が増えてしまうため、本当の都市の規模を反映してないと思われる。そこでアメリカ特有の「都市的地域」でランク付けします。(データは2010年のもの。ちょっと古い)

 

1.ニューヨーク 1,835万人

世界屈指の大都市。都会的な洗練さと独特の雰囲気。

2.ロサンゼルス 1,408万人

ハリウッドとスターの街の印象。意外と山がち。

3.シカゴ 861万人

摩天楼の街で、高層ビル群の凄さはニューヨークに匹敵。

4.マイアミ 550万人

南部のリゾート都市だが、治安が良くない印象。

5.フィラデルフィア 544万人

ロッキーの舞台という印象。自由と博愛がアメリカらしい。

6.ダラス 512万人

テキサス州の最大都市だがこれといって印象がない…。

7.ベイエリア(サンフランシスコ&オークランド) 495万人

洗練されたオシャレなサンフランシスコと無骨で男臭いオークランド

8.ヒューストン 494万人

宇宙開発の街。なぜかトヨタの印象。

9.ワシントンDC 459万人

首都機能をもたせた計画都市で、高層ビルが少ない印象。

10.アトランタ 452万人

アメリカの普通の都会、といった感じ。あとオリンピック。

11.ボストン 418万人

歴史ある街でヨーロッパの雰囲気。学園都市でもある。

12.デトロイト 373万人

荒廃都市だが最近は復興してきた。自動車産業の街。

13.フェニックス 363万人

砂漠の真ん中にある一大都市。

14.ツインシティーミネアポリス&セントポール) 265万人

よく田舎と言われるがそんなことないはず。冬が寒いことは間違いない。

15.デンバー 237万人

標高1,500mにある「マイルハイシティ」。空気が薄いらしい。

16.ポートランド 185万人

世界の住みやすい街ランキングで上位に来る先進的な街。バラ園も有名。

17.クリーブランド 178万人

あまり大きな都市ではないが、アメリカ4大スポーツのうち3つが揃っている。

18.サンアントニオ 176万人

アラモ砦の印象。あと、なんといってもスパーズ。

19.サクラメント 172万人

カリフォルニアの州都だが超田舎の印象。これだけの人口は以外。

20.オーランド 151万人

ディズニーワールドの街。都市自体は田舎で、FA選手に人気が無い。

21.インディアナポリス 149万人

カーレースの開催都市の印象。ここも結構田舎のようで。

22.ミルウォーキー 138万人

ビール蒸留所の街。ブルーワーカーの街。

23.シャーロット 125万人

特に印象がないが、イギリス王室を感じさせる高貴な名前の街。

24.メンフィス 106万人

こちらの名前はエジプト由来。「ピラミッド」がある。

25.ソルトレイクシティ 102万人

スノーリゾートとモルモン教の宗教都市。

26.ニューオリンズ 90万人

ジャズの街。埃っぽい南部の田舎町の印象。ハリケーンの被害で人口が減少していた時期かと思われる。

27.オクラホマシティ 86万人

大草原に囲まれた都市。やっぱりここが一番の田舎のようです。

 

やっぱしランキングが下の方の都市は、FA選手に人気が無いですね。OKC、ユタ、シャーロット、サクラメント、この辺は全然FA選手をとらないイメージ。

NYK(BKN)とLAにそれぞれ2チームあるので、合計29チームしかない、おかしいなと思ったら、この都市を忘れてました。

(6)トロント 543万人(2016年)

カナダ最大の都市で、純粋な「市」の人口は北米で4位の大都市。アメリカ4大スポーツのうち、3つがあります。

 

あとはNBAのチームがない大都市といえば、シアトル、サンディエゴ、タンパ、ボルチモアセントルイス、など。野球とアメフトがあるからそれでいいのかな。カジノの街ラスベガスはよくエクスパンションのときは候補に挙がりますね。去年の優勝はミルウォーキーというそれなりの田舎町。都市の観点からもこの優勝は快挙でした。

 

 

スペインリーグ2020 総括

コロナウイルスの蔓延で長らく中断していたものの、無事に再開し、全38試合を完結したリーガ・エスパニョーラを振り返る。

 

1位 レアル・マドリード 勝点:87 評価:A

ジダン監督が復帰のレアルですが、僅か一年でガタガタだったチームを立て直したのは見事という他ないですね。新戦力の目玉、アザールはほとんど使い物にならず、ベイル、ハメス・ロドリゲスといった不満分子を抱えながらも、手持ちの駒でやりくり上手な起用法が光りました。MVPはディフェンダーながら11得点をあげたセルヒオ・ラモス。リーガ最小の25失点という守備も見事に統率しました。

 

2位 バルセロナ 勝点:82 評価:D

無敵のスカッドグリーズマンが加入し、A.ファティといった新星も現れた今季でしたが、勝ち点の差以上にレアルとは差があったように思われます。最大の焦点は、バルベルデ監督を切ってセティエン監督を招へいしたこと。首位にいた時にわざわざ監督を交代させた判断は正しかったのか、今となっては疑問です。再開後はあっという間にレアルに離され、最大で勝点7差を付けられる完敗でした。

 

3位 アトレティコ・マドリード 勝点:70 評価:D

2強の前評判が高くなかった今季は優勝のチャンスもあったはずですが、優勝争いに一度も絡むことなく終戦。総得点51は寂しい限りで、リーガ最多の16引き分けで勝ち点をどんどん取りこぼしていきました。伝統の堅い守備は健在だっただけに、モラタ、D.コスタなどストライカーの不発が最後まで尾を引きました。

 

4位 セビージャ 勝点:70 評価:C

新任のロペテギ監督にとっては汚名返上のまたとないチャンスのシーズンで、勝点70の4位、CL出場権獲得と最低限の結果は残しました。とはいえ因縁(?)の古巣、レアルとの2試合はいずれも完敗。選手も含めこの相手には意地を見せてほしかった。序盤に首位争いにも絡みましたが、ここぞという大事な一戦はことごとく落とし、勝負弱さを感じさせたことは否めません。

 

5位 ビジャレアル 勝点:60 評価:B

昨シーズンはまさかの残留争いに巻き込まれましたが、今季は本来の実力を発揮。この順位も実力にふさわしいものです。再任のカジェハ監督は同じ轍は踏みませんでした。エースのジェラールが18得点と実力を発揮し、S.カソルラアルビオルといったベテランも非常に元気で、平均年齢が高めのチームを見事に引っぱりました。来季は再び欧州の舞台へ返り咲きます。

 

6位 レアル・ソシエダ 勝点:56 評価:B

主力の若返りを図ったシーズンでしたが、一時期は首位にも立ち、順位の方でも結果を残しました。若くて将来性のあるオジャルサバル、ウーデゴーあたりは引く手あまたで移籍もやむなしかもしれませんが、それでもメリーノ、スベルディアゲバラなど次の若手が次々と台頭してくるあたりに頼もしさを感じさせます。

 

7位 グラナダ 勝点:56 評価:S

今シーズンのナンバー1サプライズチームであり、成功をおさめたチームといえます。ソルダード、ラモス、マチスらを加えたFW陣は実績十分でしたが、MF以下は2部を戦ったメンバーが中心で、特にビッグネームもなく、チーム一丸で戦った成果です。リーガ序盤~中盤にかけて首位に立つなどインパクト十分で、後半失速することなくむしろ盛り返し、最終的にEL出場権を獲得するとは見事というしかありません。

 

8位 ヘタフェ 勝点:54 評価:C

昨シーズンの5位に比べればやや後退ですが、勝点54は立派です。地方のクラブが欧州リーグに参戦するとそのスケジュールのきつさ、選手層の薄さから自国リーグで低迷する(今季のエスパニョールが典型的)ことが常ですが、そういうこともなく、守備とハードワークが基本のヘタフェらしさを最後まで貫きました。

 

9位 バレンシア 勝点53 評価:D

戦力的にはトップ4に入って当然ながら、またもや中位へと後退しました。昨シーズンチームを4位に導いたマルセリーノ監督を開幕数試合で解任。気まぐれなオーナーをはじめ、フロントの責任は重大です。昇格組のマジョルカ相手に4失点大敗した試合などが、不安定な戦いに終始した今季を象徴する試合でした。

 

10位 オサスナ 勝点52 評価:A

グラナダと共にリーガに爽やかな風を吹き込む戦いぶりでした。戦力的にはマジョルカと並び最低レベルでしたが、質実剛健、ハードワークを基本とする伝統的な戦い方を貫き、全く危なげなく残留を勝ち取りました。スペインの華やかさとは無縁の泥臭いチームが1チームぐらいあるといいものです。

 

11位 アスレチック・ビルバオ 勝点:51 評価:D

バスク地方のライバルR.ソシエダに水を開けられる結果となりました。バルサを破った開幕戦は最高のスタートでしたが、その後は勝ちきれず、総得点41という貧打も解消されず。ベテランMFのラウル・ガルシアの15得点はお見事ですが、FW陣が揃いも揃って鳴かず飛ばず。かつてのF.ジョレンテのような本格派CFが頭角を現してきてほしいものです。

 

12位 レバンテ 勝点:49 評価:C

クセ者レバンテにはこれぐらいの順位がふさわしいのかもしれません。今季もバルサ、レアル相手に完勝するなど、相変わらずのジャイアントキリングぶりを披露。かと思えば格下のチームにあっさり負けるなど強いのか弱いのかよくわかりません。上位陣にとっては本当にやりにくい嫌なチームだと思いますが、もう少し安定感がほしいです。

 

13位 レアル・バリャドリッド 勝点:42 評価:B

積み上げた15もの引き分け(リーガ2位)がこのチームのしぶとさを物語ります。リーガで下から3番目の32得点という貧打も戦前の予想通り。スコアレスドロー6試合は勘弁してくれとも言いたくなりますが、残留するためにできることは全てやった感がありその徹底したリアリストぶりは潔さすら感じさせます。

 

14位 エイバル 勝点:42 評価:C

年々苦戦してきている気がしますが、今季もしぶとく残留を勝ち取りました。人口2万7千人の町のチームにとっては、世界最高峰のリーガ1部残留自体が快挙です。メンディリバル監督体制も長いですが、変革はあり得るのでしょうか。毎年恒例の、オフの主力流出は避けたいです。

 

15位 レアル・ベティス 勝点:41 評価:E

今シーズンのもっともガッカリなチームの一つ。中盤にあれほどのタレントを要しながら、FW陣は決定力不足、貧弱な最終ラインの守備が崩壊し、リーガワースト2位の60失点はひどすぎます。ルビ監督と共に加入したイグレシアスは全くなじまずに昨シーズンの17ゴールから、今季はわずか3ゴールと沈黙。残留ゾーンに片足がつかるこの低迷をだれが予想できたか。

 

16位 アラベス 勝点:39 評価:D

シーズン通して安定飛行をしていましたが、中断・再開後には全く勝てなくなりズルズルと順位を下げていきました。再開後の成績はリーガ最低では?それでも残留できたという結果が全て。これで来シーズンも、狭いバスク州内で4チームがリーガ1部で戦うことになります。これは凄いかも。

 

17位 セルタ 勝点:37 評価:E

まさか昨シーズン以上に青息吐息で残留を勝ち取ることになるとは。38試合で僅か7勝しかできず、16もの引き分けの山を築き残留できたことは逆に凄いかも。レガネスの終盤の追い上げから、降格濃厚の雰囲気が漂っていただけに、残留できたのは運が良かったのかもしれません。ベティスもそうですが、そんな戦力ではないはずですが。

 

18位 レガネス 勝点:36 評価:C

シーズン半ばにしてほぼ降格が濃厚、さらにバルサからエースのブライトバイトを理不尽に引き抜かれ、ほぼシーズンは終了したかと思われました。しかし決して諦めないこのチームは、シーズン終盤に劇的な勝利を重ねます。そして最終節には王者レアルを相手に2-2の大健闘もむなしく、奇跡の残留とはなりませんでした。

 

19位 マジョルカ 勝点:33 評価:C

久保君の活躍で非常に注目を集めた今シーズン。レアル、バレンシア相手に勝利を収めるなど、他の下位チームに比べると派手で印象に残る戦いぶりでした。久保君は本当にうまいけど、コーチが差別的なジェスチャーをするなど、アジア人差別が存在する残念なチーム(土地柄)という悪い面でも目立ってしまいました。

 

20位 エスパニョール 勝点:25 評価:E

望外のEL出場権獲得のツケが回ってきた不幸な降格です。シーズンオフは補強どころか逆にエースを引き抜かれ、戦力を落としてしまいました。長らくバルセロナ第2のクラブとしてリーガ1部を戦った歴史あるチームが、20年以上ぶりに2部へと落ちることになりました。今季は全くいいところがなく、文句なしの最下位です。

リーガ・エスパニョーラの戦力と 現状②

続きです。

 

11.レバンテ 戦力レベル:C

一昨シーズン終盤、バルセロナの無敗優勝の夢を5得点で撃沈。パコ・ロペス監督率いるレバンテは、爆発力を秘めた「リーガ随一の曲者」のイメージが強い。昨年、リーグ4位の59得点を挙げた攻撃陣は、モラレス、ロジェール、マジョラル、バルディ、ロチーナ、カンパーニャ等々、中位クラブとは思えないほどの豪華メンバー。そのためオフの補強は攻守のバランスを改善し、失点を減らす狙いのものだった。

前半戦終了時 勝ち点26 11位

今シーズンも曲者っぷりは健在で、またもやバルサ相手に3-1の快勝。しかしシーズン通しての安定感は今ひとつで、勝ったり負けたりと中位に甘んじている。

 

12.セルタ 戦力レベル:C

昨シーズンは序盤から躓き、青息吐息でなんとかギリギリ残留を決めた。今シーズンはM.ゴメスら主力が数名抜けたが、D.スアレス、サンティ・ミナら、代表クラスを補強。絶対的エースのアスパス、ベルトラン、B.メンデスとスペイン代表クラスが揃っており、残留争いするようなチームではない。昨シーズンの二の舞は避けたいところ。

前半戦終了時 勝ち点15 17位

…はずだったが、前半戦僅か3勝、得点16は下から2番目と、昨シーズンと同様かそれよりも悪い状況だ。このままズルズルと負け・引き分けを続ければ、降格という最悪のシナリオも考えられる悪い雰囲気である。

 

13.アラベス 戦力レベル:D

昨年うまいくいっていたアベラルド監督がなぜか継続せず。スペインの他チームの監督になった訳でもなく、謎である。ラグアルディア擁する最終ライン、マヌ・ガルシア擁する中盤は水準以上。前線はイングランドでうまくいかなかったボルハ・バストンが抜け、同じくイングランドでうまくいかなかったルーカス・ペレスを獲得。得点力不足は解消されるか?

前半戦終了時 勝ち点20 15位

降格圏にほど近い15位と苦戦している。L.ペレス、ホセルのFW2人は結果を残しているが、他の得点源がなくやはり得点力不足に悩まされている。

 

14.エスパニョール 戦力レベル:D

望外の7位という好成績をおさめながら、監督&エースを引き抜かれて戦力ダウンは避けられない。今シーズンはELとの掛け持ちになるが、この選手層でやっていけるかは非常に心許ない。オーナーは中国資本で、FWウー・レイに注目が集まる。

前半戦終了時 勝ち点11 20位

まさかの最下位に沈む体たらく。最少得点、最多失点と全くいいところのない前半戦だった。ELは予選突破したようだが、肝心の本国リーグ戦がこれでは…。唯一の見せ場がバルセロナダービーで決めた、ウー・レイの同点ゴール。

 

15.エイバル 戦力レベル:D

オフシーズン恒例の引き抜き(引き抜かれ)は、中盤のジョルダン、左SBのペーニャ、右サイドのククレジャ、FWのカルドナと主力4名。代わりに獲得したのは2部の選手ばかりで、戦力低下は避けられない。明るい材料は、乾の復帰とペドロ・レオンのケガからの復活。ハイライン・ハイプレスを続けて残留を勝ち取れるか。

前半戦終了時 勝ち点19 16位

今シーズンは良い時と悪い時の差が激しく、なかなか波に乗れない(連勝がない)印象である。FWの得点が少ないのも不安材料。アンダルシアのチーム(セビージャ、ベティス)に強いのは相変わらず。人口2万7千人のおらが町のチーム、頑張ってほしいですけどね。

 

16.レガネス 戦力レベル:D

毎年圧倒的に不利な戦力ながら粘り強く残留を続けるスモールクラブ。他のスペインのスモールクラブに比べると、外国籍の選手が13人と国際色が豊かなメンバー構成となっている。セビージャから移籍のロケ・メサが新加入の目玉だ。

前半戦終了時 勝ち点14 19位

他チームからの研究が進んだのか、シーズン序盤は全く勝てない状況に。早くもペジェグリーニ監督を解任し、アギーレ監督の就任をきっかけに徐々に勝ち点を積み上げている。降格圏脱出の17位まではわずか勝ち点1ポイント、残留のチャンスは十分ある。

 

17.バリャドリード 戦力レベル:E

ロナウドがオーナーということで有名なクラブ。昨シーズンは最低レベルの戦力でなんとか残留を勝ち取った。昨シーズン途中の補強、さらにオフシーズンの補強で、昨年の開幕時に比べればかなり良いメンバーだといえる。エース候補のFWの名前がセルジ・グアルディオラでいかにもバルサっぽい。

前半戦終了時 勝ち点21 14位

あまり勝っている印象はないが、粘り強く勝ち点を積み上げ降格圏からは離れた位置につけている。リーグ最多の引き分け9が粘り強さの証明だ。

 

18.グラナダ 戦力レベル:E

昇格3チームの中では最も豪華な戦力。FWには経験豊富なソルダード、A.ラモスを擁し、得点だけでなくリーダシップにも期待がかかる。他にもマチス、C.フェルナンデスと、攻撃陣はタレント豊富。

前半戦終了時 勝ち点27 10位

王者バルセロナに勝利し、一時は首位に立つなど大健闘も大健闘。前半戦最大のサプライズだろう。徐々にトーンダウンした感は否めないが、前半で27もの勝ち点を積み上げたのだから、残留はほぼ間違いないだろう。

 

19.オサスナ 戦力レベル:E

質実剛健」を地で行くチーム。熱狂的なサポーターが詰めかける本拠地「エル・サダール」は、あらゆる相手チームにとって脅威となる。補強の目玉は、アルゼンチン人ストライカーのチミー・アビラだ。

前半戦終了時 勝ち点24 12位

戦力的なハンディキャップをもろともせず、着実に勝ち点を積み上げて安定飛行を続けている。エースのアビラは得点ランキング4位の9ゴール。最終的には昇格チームで最も上の順位になりそう。

 

20.マジョルカ 戦力レベル:E

久保の加入で話題になった昇格チーム。日本の次期エースとなるなら、かつての中田のようにこのスモールクラブではエース格として活躍してほしい。若いタレントはそこそこ豊富ながら、戦力的には20チームで最低レベル。

前半戦終了時 勝ち点15 17位タイ

降格圏に浸かってはいるが、ここまでのハイライトは、レアル・マドリードからの大金星だ。レアルからここまで唯一の勝利を挙げているチーム。もし降格したとしても誇れる偉業である。

 

 

リーガ・エスパニョーラの戦力と現状①

1.バルセロナ 戦力レベル:S

メッシ、スアレスデンベレといるところにさらにグリーズマンを獲得した前線は、明らかに過剰戦力。中盤もブスケッツビダルラキティッチ、S.ロベルトらがいるところにF.デヨングの獲得で競争は熾烈になった。最終ラインは新戦力をとってもなかなかフィットせずに放出、という状況が続いている。ピケの後釜は確保しておきたいところだが…。

前半戦終了時 勝ち点40 1位タイ

なんとか首位は確保しているが、既に3敗を喫し、しかも23失点と守備の崩壊が深刻、追い打ちでスアレスがほぼ今季絶望のケガを負ってしまう。慎重派だが無策なバルベルデ監督はクビになり、後任はベティスを率いていたキケ・セティエンが就任。策はあるのだろうか。

 

2.レアル・マドリード 戦力レベル:A

アザールという久しぶりの超大物を獲得、さらには中途半端な選手数名を高額の移籍金で買い漁り、オフに使った金額は300億ユーロ以上という大盤振る舞いだ。しかし今のレアルの問題は、モドリッチ、クロース、カゼミーロという代わり映えしない若くない中盤のメンツであり、ベイル、イスコ、ハメス・ロドリゲスといったジダン監督とソリが合わないスター選手の処遇である。

前半戦終了時 勝ち点40 首位タイ

そんな歪な選手構成でも、ジダン監督の求心力は見事なもので、前半はわずか1敗で首位タイとうまく立て直した。ベイルらの不満分子もうまく使っている印象。引き分け7という取りこぼしが勿体ない。

 

3.アトレティコ・マドリード 戦力レベル:A

エースのグリーズマンを放出、さらには長年の大黒柱ゴディンも放出し、一時代が終わり世代交代した感がある。代わりに獲得したのがジョアン・フェリックスという若手スター候補で、超高額の移籍金から期待の大きさが伺える。ゴディン放出の最終ラインはほぼ総入れ替え。バルサ、レアルが盤石でない今季は優勝のチャンスだ。

前半戦終了時 勝ち点35 3位タイ

そんな優勝のチャンスなのに、引き分け8と取りこぼしが多すぎる。守護神オブラクを中心とした堅い守りでリーグ最少の12失点は見事だが、得点は20と深刻な得点力不足。FW陣のテコ入れに、パリサンジェルマンカバーニを狙っているという噂。

 

4.バレンシア 戦力レベル:B

一時期の最悪な状況から、リーガ4位の定位置に戻ってきた感はある。このチームは伝統的に守備陣と中盤の選手層が厚く、FW陣がやや心許ない感じなので、本格派大型ストライカーのマキシ・ゴメスの獲得は理にかなっている。CLとの掛け持ちをこなしつつ、3強に割って入るのが目標か。

前半戦終了時 勝ち点31 6位タイ

伝統ともいえるフロントのゴタゴタ、お家騒動は相変わらずのようだ。チーム立て直しの功労者マルセリーノ監督が補強を巡ってアジア人オーナーと対立し、開幕3試合でクビに。後任は指導者経験の浅いセラーデスと、タイミング・後任人事的に最悪である。フロントの介入で現場が混乱を続けていては、選手がかわいそうである。

 

5.セビージャ 戦力レベル:B

「伝説のGM」モンチがチームに戻ってきた。2010年代にEL3連覇という黄金時代を作った敏腕GMの復帰で期待が高まる。そんなモンチSDが新たな指揮官に選んだのが「持ってない男」ロペテギであり、彼にとっても汚名返上、名誉挽回のまたとないチャンスだ。補強の方はスタメンの大半を入れ替える大がかりなもので、ハビ・エルナンデス、L.デヨング、オカンポス、J.ジョルダンらが補強の目玉だ。

前半戦終了時 勝ち点35 3位タイ

首位から勝ち点差5はまずまずの合格点、優勝の可能性がある位置につけている。とはいえロペテギにとってリベンジのチャンスだったR.マドリード戦には完敗。不調のエイバルに今季初勝利を献上するなど、大事な試合で勝てないという印象もある。FW陣を入れ替えるという噂も。

 

6.アスレチック・ビルバオ 戦力レベル:B

バスク純血主義を掲げ、毎年オフシーズンには大がかりな補強はできない。といいながらも、今や多くのスペイン代表経験者を抱えるなかなかのタレント集団である。スペイン代表の中でのバスク人勢力も増してきたということか。最終ライン、中盤共に充実も、ウィリアムス、ムニアインといった小兵ばかりで本格派ストライカーのいない前線がややウィークポイント。

前半戦終了時 勝ち点29 8位

バルサ相手の開幕戦で、今季限りで引退のアドゥリスが鮮やかな決勝ゴール!…と、これ以上ない劇的なスタートを切りながら、その後は鳴かず飛ばず。得点20という貧弱な攻撃、引き分け8という勝ち切れなさ、どちらもアトレティコにそっくり。

 

7.ベティス 戦力レベル:C

エースだったロ・チェルソこそ引き抜かれたが、代わりにフランス代表のフェキルを補充。カナレス、カルバリョ、テージョ、グラルダード、さらにベテランのホアキンが元気な中盤は、メガクラブにも匹敵する充実ぶり。貧弱な前線には、ルビ監督と共にB.イグレシアスを獲得。バルトラ以外にまともな守備者がいない最終ラインはさらに貧弱で、バランスの悪さが拭えない。

前半戦終了時 勝ち点24 13位

6勝6分7敗、得失点差-6はいずれもガッカリな数字。32失点は下から4番目で、これより悪いのは降格圏に沈む3チームのみ。昨シーズンにエスパニョールを上位に導いたルビ監督の手腕に期待がかかっていただけに落胆も大きいだろう。後半の巻き返しに期待したい。

 

8.ビジャレアル 戦力レベル:C

昨シーズンはまさかまさかの残留争いに巻き込まれるほどの低迷っぷりで、最もガッカリなチームとなってしまった。今シーズン開幕から指揮を執るのは、昨シーズン途中で解任されたカジェハ監督で、なんとなく不安である。戦力的には、カソルラ、アセンホ、アルビオル、などやや峠を過ぎたベテランが主力を担う。移籍1年目に不発だったジェラール・モレーノの本領発揮に期待。

前半戦終了時 勝ち点28 9位

安全な中位キープはまずまずといったところ。得点33はリーグ3位タイと攻撃力は問題ない。期待のジェラールも前半だけで8ゴールとまずまず。「まずまず」では物足りないので、欧州にイエローサブマリン旋風を巻き起こしたEL出場権獲得(7位以内)を目指したい!

 

9.レアル・ソシエダ 戦力レベル:C

毎年期待されながらも、いまいちな成績に落ち着いていた「ラ・レアル」 ベテランを放出して、若手中心のチーム作りに舵を切ったのは悪くない方向性だ。強みは2列目で、エースのオジャルサバルほか、ウーデゴー、ポルトゥ、ヤヌザイ…とタイプの異なる多士済々の顔ぶれである。中盤はメリーノ、ゲバラなどこれまた若い。

前半戦終了時 勝ち点31 6位タイ

一時は首位争いをするなど大健闘。牽引役はレアルからレンタル中のウーデゴーで、遂にその特大のポテンシャルを発揮し始めた印象。これだけ活躍されては早期にレンタルバックされてしまうかも。将来性ある若いタレントたちを放出しないよう、長期的目線でのチーム作りが求められる。

 

10.ヘタフェ 戦力レベル:C

昨シーズンはボルダラス監督の元、チーム史上最高となる5位でフィニッシュ。特大のサプライズを巻き起こした。EL参戦となる今シーズンは、大型補強で掛け持ちに耐えうる選手層を整えた。GKのソリア、CBのジェネ、エースのJ.マタと各ポジションに実力者を擁し、カブレラ、アランバリ、ダミアン・スアレスウルグアイ人が狡猾でフィジカルなサッカーを体現する。

前半戦終了時 勝ち点33 5位

他チームより1試合多い20試合終了時だが、昨年の最終順位と同じ5位につけているのはお見事。強豪の仲間入りを果たしつつある感じだろうか。ハイライン・ハイプレスのガチムチサッカーは、あらゆる強豪にとっても嫌がられるチームだろう。

 

ちょっと疲れたので前半はここまでです。後ほど後半(11位~20位)を書きます。

NBA Power Ranking 2020 序盤戦

やはり今年のNBAはいつになく面白い。戦力の分散がうまくいっていて、極端に強すぎるチームも弱すぎるチームもないので全試合が見ごたえがありますね。そんなNBAの序盤戦を終えてのパワーランキング

 

11/23(土)前は途中で力尽きたので追記。

 

1.Clippers 11-5

遂にレナード、ジョージのスター2人が揃い踏み。チームプレーもできるだけにお互いの良さを消しあうこともなく共存できるだろう。最近のトレンドワード「ロードマネージメント」の名の下にズル休みするカワイ君に非難が殺到中。短い時間でもいいのでファンのためにプレーしてほしいですね。

 

2.Bucks 12-3

クリッパーズとの差は無いに等しい。戦いぶりを見てもやはり東の王者であり大本命という感じがする。アデトクンポのスタッツはまさにモンスター級で、最近は3ポイントまでそこそこ決まりだしたらもう止められない。

 

3.Lakers 13-2

レブロンおじさんは健在も健在。平均11.1アシストでトップを独走し、実質ポイントガードとしてパスをさばく新境地を開拓している。この歳で進化し続けるのは凄いとしか言えない。改心した(?)ハワードの献身的なプレーにも注目だ。

 

4.Nuggets 11-3

ヨキッチ以外そこまで傑出した選手はいないけど、チーム力で確実に勝ちを重ねている。ディフェンスが堅く、平均102.3失点は下から2番目の好成績。モリス、クレイグ、ビーズリーという発掘した感のあるベンチメンバーも頼もしい。

 

5.Raptors 10-4

今シーズンも王者の貫録が漂う好チーム。エースとして一本立ちしたシアカムに加えて、スタメン定着のヴァンブリート、さらにブーシェ、デービス、トーマスといった無名の若手が次々と台頭するあたりにチームの育成力と勝てるチームの土壌を感じさせる。

 

6.Heat 11-3

ここまで最も予想外の躍進を遂げているチーム。無名の若手たちの活躍も頼もしい限りだが、躍進の理由のひとつがブレイザーズとのトレード。ストレッチ4としてのレナードの活躍っぷりと、ホワイトサイドを獲得したブレイザーズの凋落ぶりをみれば一目瞭然だ。

 

7.Celtics 11-4

一時は1敗で首位を独走したが、復活を遂げたヘイワードのケガで暗雲が立ち込める。セルツに来てからの彼は災難続きですねー。司令塔がアービングがウォーカーに代わったことで期待の若手たちが伸び伸びと力を発揮中。ビッグマンは層が薄いのでもうちょっと補強したいところだ。

 

 

8.Sixers 10-5

2連敗に3連敗と、負けだすとズルズルいってしまう感じがある。戦力的には優勝を狙えるほど充実しているので、ここまでの戦績はやや期待外れか。ハリスの超高額契約は、ここまでの活躍をみればそれほど悪くはない印象。

 

9.Jazz 10-5

例年のスロースタートっぷりを考えればまずまず上出来な序盤戦。新戦力もフィットしている。ケガ人が多くて騙し騙しやりくりしながらも、リーグ最少失点の堅いディフェンスはお見事。エクサムほかケガ人が復帰してきたこのタイミングでスパートをかけたい。

 

10.Rockets 11-5

8連勝はお見事だが相変わらずの失点の多さでいまいち信頼できない。平均40点に迫ろうかというハーデンに対し、ウエストブルックはボール独占の悪癖がちらほら顔を覗かせる。フロントコートではカペラが4試合連続20リバウンド以上と開眼中。

 

11.Pacers 8-6

「地味ながら実力者」枠は西がジャズなら、東はこのペイサーズだ。傑出した個がないのは強みであり弱みでもある。本来のエースオラディポが戻ってくるまでは、しばらくは我慢の戦いが続くだろう。

 

12.Mavericks 10-5

何はともあれドンチッチ。2年目の選手がほぼ独力でチームをここまで引き上げているのには戦慄すら感じる。チームとしてはドンチッチ、ポルジンギス以外にスターと呼べる選手はおらず、サポートメンバーのステップアップが必要不可欠だ。今季のダークホースであることは間違いない。

 

13.Kings 6-8

なぜかスタメンPGのフォックス離脱後に調子を上げてきた。競合相手にも接戦を演じ、5割が目前だ。若いチームだけにこのまま勢いに乗りたい。ウォルトンHCの「パッション」というのもトレンドワードのひとつ。

 

14.Suns 7-7

多少勝ち続けても信用してはいけないチームその①。出場停止のエイトンに加え、ベインズの離脱もあってビッグマンが手薄になってしまった。ルビオという正統派PGを得た今季のブッカーは、乱発癖もなく今やリーグNo.1シューターかも。

 

15.Timberwolves 8-7

多少勝ち続けても信用してはいけないチームその②。収穫はドラ1ウィギンズの活躍で、今シーズンはエースとしての自覚を感じさせる堂々としたプレーぶりである。ウィギンズを表す「トップ100プレーヤー」もトレンドワードのひとつ。

 

16.Magic 6-8

今期は失点が少ない、が、いまひとつ勝ち切れていない。ディフェンスチームは安定した戦いができるので、東のプレーオフ圏内には必ず残ると思われる。フルツ、アイザック、バンバなど、ここには未完のまま終わりそうな大器がちらほらと。

 

17.Nets 7-8

現状ではアービングのワンマンチーム。アービングが欠場した途端勝利するのも何とも皮肉である。ここにデュラントが復帰すればビッグ2でバランスがとれて改善するのか。スターシステムのチームはこの辺が難しいところ。

 

18.Pelicans 6-9

接戦を落としまくってこの順位だが、チームとして得点力が高く内容は悪くない。オフの超積極的な補強とやたらと層の厚いロスターを考えれば、是が非でもプレーオフに出たい。レイカーズから移籍組の3人(イングラム、ボール、ハート)は今ひとつ。

 

19.Thunder 5-10

負けが込んではいるが接戦が多く健闘中。下位に沈むと言われていたがなかなかタレント揃いでもある。新エースのSGAことギルジャス・アレクサンダーの成長が著しく、MIPの有力候補かも。

 

20.Pistons 5-10

エースのグリフィンを欠く序盤戦をなんとか乗り切る。ドラモンドと組むフロントコートはあらゆる相手にとって脅威だ。問題はPGのポジションで、いまだスタメンを固定できていない。プレーオフ進出以上を目指すチームとしてはなんとかしないと。

 

21.Bulls 5-11

サトランスキー、ヤング、ホワイト(ルーキー)等を補強し、プレーオフは出て当然という戦力を持て余している。ラビーンが元気なうちにプレーオフに出ておかないとまた低迷期に突入しちゃうぞ。

 

22.Grizzlies 5-9

戦前は西の最下位候補だったが頑張っている。ドラフト2位のモラントは大当たりで今のところ新人王候補か。スタメン5人を固定して戦えているのも大きく、ひとまずは再建の方向性は間違っていない感じだ。

 

23.Spurs 5-11

ついに8連敗で落日の雰囲気が漂うかつての強豪チーム。いまだにオルドリッジ、ゲイ、デローザンといったベテラン頼みでは非常に厳しい。とはいえ名勝ポポビッチがこのまま黙っていることも考えにくい。期待値込みでちょっと高めの順位に。

 

24.Trailbrazers 5-11

ここまでの低迷は誰が予想しただろうか。ホワイトサイドベイズモアを獲得したトレードは、その高額サラリーも含めて大失敗。ヌルキッチ、コリンズ、ガソル兄とビッグマンをケガで欠くのも痛く、リラードの負担が大きすぎる。この状況に耐え兼ねたのかカーメロアンソニーを獲得し、もはやネタチームに。

 

25.Hornets 6-10

リーグ最下位候補はしぶとく勝ち星を重ねて健闘している。中でも当初は控えガードのグレアムが平均18得点でリーディングスコアラーという活躍ぶり。使えないベテランによるサラリーの圧迫っぷりはリーグ最悪クラスで、あと2、3年は我慢が必要か。

 

 

26.Wizards 5-8

ここまで5勝は大健闘。(やけに試合数が少ないが…)相手がどこであろうとノーガードの殴り合いを演じ、ついに平均得点が119.7点でNBAのトップに躍り出た!一方で失点はリーグ最悪の121.1点。失点を減らすことが今後安定して勝つための最優先事項である。オフェンス面でのビールの負担の大きさも心配だ。

 

27. Cavaliers 4-11

セクストン&ガーランドの小柄なガードコンビに期待を抱かせるが、フロントコート含めたサイズ不足とタレントの小粒さは否めない。高額なベテランを放出して再建に舵を切るでもなく、なんとも中途半端な状況だ。

 

28.Knicks 4-11

あれだけ補強したのにニックスはどうしてこうも弱いのか。メンバーが変わっても負け犬根性が染みついてしまっているのか。ルーキーのバレット君にはそんな空気には染まって欲しくないが、最近は新人の壁にぶつかっているようだ。

 

29.Hawks 4-11

ヤングひとりで頑張っているが、相方のコリンズがケガで欠場中なのが厳しい。ドラフト4位指名のハンターの活躍は今ひとつ。ドラフト10位指名のレディッシュは期待外れもいいところでスタメンを外される。

 

30.Warriors 3-13

焼け野原となったチームで、黄金時代の唯一の生き残りグリーンが精彩を欠いている。そんな状況の中、同じPFのポジションのパスカルという選手が台頭してきた。育成で強くなったチームなので、ここらで原点回帰。若手の発掘・育成に力を注ぐべきか。

NBA Power Ranking 2020 Opening

2019-2020シーズンが開幕しました。

今年は絶対的本命不在の混戦のシーズンで、近年にないワクワク感があり、そして八村選手の連日の活躍も楽しみです。そろそろNHKさん放送しませんか、そしたら受信料を払いますよ。

 

1.クリッパーズ(5-2)

今年のオフの勝者。開幕からポール・ジョージが欠場だが、もう一人のエース、カワイ・レナードの活躍が光る。この2人のほかにもディフェンスの達人がズラズラと並ぶ強烈なディフェンシブ・ラインナップだ。文句なしの本命。

 

2.バックス(5-2)

今やNBAの顔となった怪物アデトクンポ率いる東の雄。オフの移籍でガード陣がちょっと弱くなったかもしれないとはいえ、変わらず東の大本命だ。グリーク・フリークを止めれる選手っているの?

 

3.セブンティシクサーズ(5-1)

開幕から唯一の無敗だったがサンズに土をつけられた。スタメンはシモンズ(208cm)、リチャードソン(201cm)、ハリス(206cm)、ホーフォード(208cm)、エンビード(216cm)こんな大きなチームは見たことないです。対照的にベンチの弱さが弱点になるかも。

 

4.レイカーズ(5-1)

衰えが指摘されることもあるが、さすがはレブロン。衰えたなりにプレーの引き出しを色々とあけて騙し騙しうまくやってる感じです。キャブス時代以来のダニー・グリーンとの共演は、今までの互いの過去や因縁を考えると面白い。

 

5.セルティックス(4-1)

アービングを出して一昨年のケミストリーが復活したかも。ヘイワードが復活気味なのも嬉しいことです。オフに結んだジェイレン・ブラウンとの契約(4年115ミリオン)はさすがに非難の的に。

 

6.ジャズ(4-3)

優勝候補の一角との声はさすがに過大評価だったか。リーグ最高峰のディフェンスはお見事ながら、オフェンスがミッチェル以外に攻め手がなさすぎる。新加入のコンリーもまだまたフィットせず本調子ではない感じ。

 

7.ヒート(5-1)

あまり注目度の高くなかった新人2人、ナンとヒロが素晴らしい活躍。(ナンはドラフト外!?)ダンカン・ロビンソンという凄い名前の掘り出し者もいる。俺様バトラーを核としつつ、若手が伸び伸びやっており今期のダークホースか?

 

8.マーベリックス(4-2)

2年目のドンチッチが凄すぎる。平均トリプルダブルに迫ろうかという驚異のスタッツ。レブロンとやりあったレイカーズ戦の活躍はまさにスーパースターだった。どこまでこの勢いは続くか!?

 

9.サンズ(5-2)

開幕好調!からの失速…を何年間も続けているのであまり信用できないが、今シーズンのここまでの強さは本物なのか!?そんな中、2年目のエイトンが薬物規定違反で出場停止と水を差す行為。この危機を乗り越えて久しぶりのプレーオフへ!

 

10.ティンバーウルブズ(4-2)

ここも信用できないチームだが、今のところ好調だ。タウンズはこちらもスタッツモンスターで、センターなのに3ポイント成功率が50%超えってどういうこと!?ウィギンズもこれくらやっとけば叩かれることも少なくなるだろう。

 

11.ナゲッツ(4-2)

昨シーズンのウエスト2位のチームなのに、そこまでの強さは感じさせない。よく言われるのが、ヨキッチの太りすぎ疑惑。昨年からぽっちゃり体型の選手でしたが、あまり体重が増えると走れないしケガも増えるのでよくないですね。

 

 

12.ペイサーズ(3-3)

開幕からつまづいたが3連勝で持ち直す。オラディポがもどってくるまでは辛抱だ。最終的に東の4~5番手にくるだろうという感じ。

 

13.スパーズ(4-2)

とにかく地味なんですが、勝てる試合を落とさないのはさすが。それなりに数字をまとめてくるのもさすがだ。しかし西は若いライジングチームがわんさかとおり、プレーオフに出れるかどうかは分からない。

 

 

14.ラプターズ(4-2)

王者はこのあたりの位置だろうか。昨年のMIPシアカムはレナードが抜けて完全に独り立ちした印象。ファイナルの実質MVPヴァンブリートの好調も続いている。ベテラン勢の抜けた後に核となりそうな選手が育っているのは良いことだ。

 

15.トレイルブレイザーズ(3-4)

オフの動きは失敗だったのだろうか、リラードの負担がさらに大きくなっている気がする。昨年は失点の少ないチームだと思ったが、今シーズンは大量失点の試合が多い。

 

16.ロケッツ(4-3)

ウェストブルック獲得という賭けは今のところ失敗。オフェンスはザツすぎ、ディフェンスはザルすぎ。ウィザーズ相手にOTなしで158失点って…。3P爆撃とスモールラインアップ戦術はもはや限界か。このままではプレーオフ進出すら危ぶまれる。

 

17.キングス(2-5)

出だしでつまづいたが、若手のポテンシャルを考えれば巻き返しは可能だ。ルーク・ウォルトンHCはここまでは失格の烙印を押されている感じだが、戦術や選手の起用法を固めていくべきだろう。

 

18.ネッツ(3-4)

今年大注目を集めるチームだが、デュラントがいなければこんなもんでしょう。アービングは開幕戦で50点取るなど早くもエンジン全開だが、周りを使うのが苦手な独りよがりなスコアリングPGという評価が固まりつつある。

 

19.ピストンズ(3-5)

開幕からエースのグリフィン、司令塔ジャクソンを欠くのは厳しい。そんな中、ドラモンドはとてつもないリバウンドマシーンっぷりで、毎試合20リバウンド以上を連発して孤軍奮闘中だ。

 

20.サンダー(2-4)

SGAことシャイ・ギルジャス・アレクサンダーが急成長。今年のMIP候補でしょう。トレードで加入のクリス・ポールも、ここまではふてくされずに若手ばかりのチームで統率力を発揮しているのは好材料

 

21.ホークス(2-3)

こちらも2年目トレー・ヤングが絶好調だったが、小柄ながら無理しすぎたのかケガでしばらく欠場することに。こうなるとここは厳しい。もう一年ぐらいタンキングするのだろうか。

 

22.マジック(2-4)

シクサーズを追われたフルツ君がようやくスランプを脱したとか。とはいえドラフト全体1位ということを考えるとまだまだ物足りない。今シーズンはなぜがディフェンスがよく、平均98.2失点と100失点を切っている。

 

23.ペリカンズ(1-6)

接戦を落としまくっているヤングコア集団。ドラ1ザイオン・ウィリアムソンのデビューはいつになるのやら。開幕前は期待が大きかっただけに、現状には多くの人ががっかりしているはず。

 

24.ブルズ(2-5)

オフの補強(ホワイト、サトランスキー、ヤング)はなかなか良く、ちゃんとエース(ラビーン)もいる。あとは勝つだけなのだが、何故勝てないのか。ローテーションにPGが4人もいるバランスの悪さは気になるが。

 

25.キャバリアーズ(2-4)

東の最下位候補の一角だが、小柄な先発ガードコンビがなかなか面白い。まだまだ無駄な契約の選手が多く、本格的な再建にはもう少し時間が必要か。

 

26.ホーネッツ(3-3)

多くの専門家がリーグ最下位に挙げていたチーム。3勝は大健闘だ。サラリーの高い順に、バトゥム(2556万ドル)、ロジアー(1989万ドル)、ビヨンボ(1700万ドル)、マービン・ウィリアムズ(1500万ドル)、ゼラー(1447万ドル)、MKG(1300万ドル)こんな選手たちにこの無駄な高額契約、泣けてきます。

 

27.ウィザーズ(2-4)

ロスターの顔ぶれはここがリーグワーストという感じだが、チームとしては意外とまとまっている。なんといってもドラフト9位の八村が予想以上の活躍で、完全にチームのサードオプションだ。ブライアント、バルタンズ、ワグナー、トロイブラウンなど若手がみんな良い。

 

28.ニックス(1-6)

オフシーズンはランドル、ポーティス、ギブソン、マーカス・モリスと謎のパワーフォワードコレクションで笑いをとった。(嘲笑?)ドラ3のルーキー、バレットは評価に違わず良い選手っぽいが、最下位を独走するなどチームとしての完成度は低い。

 

29.グリズリーズ(1-5)

完全なる再建一年目のチームなので、勝てないのは大目に見ましょう。まだまだ核となる選手は足りない感じで、あと2年ぐらいは辛抱が必要かも。

 

30.ウォリアーズ(2-5)

まさか昨年までの絶対王者がここまで急落するとは…。KDの移籍、トンプソンの大ケガ、開幕してからカリー、グリーン、ラッセルと次々とケガで離脱していき、残ったのはルーキーとなじみの薄いGリーガーばかりという悲惨な状況だ。

イースト4強時代

NBAの駆け込みトレード、今年も凄かったですが、特に東の強豪チームがこぞって戦力をアップグレードしてきました。
これによって東の覇権争いは、ラプターズ、バックス、セルティックス、シクサーズのどこが勝ち上がってきてもおかしくないほどの激戦に、4チームの動きと戦力を改めて分析してみる。

シーズン半ばにJ.ヘンソン、M.デラベトバを出してG.ヒルを獲得。今回は伸び悩み気味のT.メイカーを放出し、結果的にペリカンズからN.ミロティッチを獲得。シューター型ビッグマンをさらに揃えることになった。これでバックスのラインナップは

G E.ブレッドソー G.ヒル D.ディビンチェンゾ
G M.ブログドン S.ブラウン P.コナトン
F K.ミドルトン T.スネル
F G.アンテトクンポ N.ミロティッチ E.イリャソバ
C B.ロペス D.ウィルソン

と、質・量共にイーストの本命といっていいほどの戦力を揃えた。

生え抜きのセンターJ.バランチュナス、コンボガードのD.ライト、シューターのCJ.マイルズをグリズリーズに放出し、元オールスターセンターのM.ガソルを獲得。ビッグマンのグレードアップに成功した。ラインナップは

G K.ロウリー F.ヴァンブリート
G D.グリーン P.マコー L.ブラウン
F K.レナード N.パウエル
F P.シアカム O.アヌノビー
C S.イバカ M.ガソル G.モンロー

ローテーション3選手の放出で、やや層が薄くなった感は否めない。特にウィングの補強が必要と思われる。

シーズン半ばにD.サリッチ、R.コビントンを放出し、オールスターのJ.バトラーを獲得。これに続いてW.チャンドラー、M.マスカラ、L.シャメットを放出し、クリッパーズから、T.ハリス、B.マリヤノビッチ、M.スコットを獲得。さらに居場所をなくしたM.フルツをマジックに放出し、J.シモンズを獲得した。ラインナップは

G B.シモンズ T.マコネル
G J.レディック J.シモンズ F.コルクマズ
F J.バトラー J.エニス
F T.ハリス M.スコット J.ボールデン
C J.エンビード B.マリヤノビッチ A.ジョンソン

と、これまたえげつない顔ぶれで、特にスタメンが強烈。シーズン開幕時から大幅なグレードアップを遂げた。

最後に、唯一動かなかったセルティックスのラインナップ。

G K.アービング T.ロジアー
G M.スマート J.ブラウン
F J.テイタム G.ヘイワード
F M.モリス D.タイス S.オジョレイ
C A.ホーフォード A.べインズ R.ウィリアムズ

トレードはなかったが、調子の上がらないヘイワードをベンチとするなど、スタメンを若干変更。それ以降は徐々に調子を上げてきている。こう見ても、戦力はイースト屈指だ。

うーん、これで東はこの4チームの中からどこが出てきても驚かないような熾烈な争いとなりました。中でもやっぱりバックスが抜けているかな。全体の勝率1位チームだし。

4強で潰しあってやっとのことでファイナルに出てきて、一方のウエストでは、ウォリアーズが楽々にファイナルに出てきたら嫌だなあ。西の上位陣も、ちょっとは頑張ってウォリアーズに一矢報いてほしいです。