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NBAパワーランキング 2018序盤

思い出したように久しぶりに更新。オフシーズンに大きな動きがあったこともあり、今年のNBAは開幕・序盤戦から熱い!10試合ちょっとを消化した現在の私的パワーランキングです。

1.ウォリアーズ(10-2)
今シーズンの強さも圧倒的。エースのカリーが7試
合連続の3ポイント5本以上の記録を作れば、開幕から不調のトンプソンが1試合で3ポイント14本(!)の新記録を更新。スプラッシュブラザーズはあらゆる相手の脅威だ。ベンチメンバーの高齢化と層の薄さが唯一の課題だ。

2.ラプターズ(11-1)
スパーズからレナード、グリーンの獲得は大成功。どちらも瞬く間にチームにフィットし、オフェンス、ディフェンス両面で大きな違いを生み出している。特に完全復活したレナードは早くも今シーズンのMVP候補に挙げられるほど。ラウリーのアシストは倍増、イバカのセンター起用もはまり、さらにベンチ層の厚さはリーグ随一。

3.バックス(9-2)
元々戦力は充実していたが、名将ブデンホルツァーHCの就任、3ポイント多用の戦術でグレードアップ。怪物アンテトクンポをはじめ、大柄で手足が長くシュートの上手い選手が揃っている。無敗のラプターズ、王者ウォリアーズに土をつける大物キラーっぷりは相変わらずで、下位チームから取りこぼさないしたたかさも身に着けている。

4.ナゲッツ(9-3)
高地デンバーでウォリアーズに今期初めて土をつけるなど序盤から好調。チームを支えるのはヨキッチ、マレー、ハリスの若手トリオで、将来性抜群だ。高勝率の要因は、昨シーズンから急に改善されたディフェンスで、平均失点はリーグNo.2の高水準にある。ミルサップの重たい契約のみが懸念事項だ。

5.セルティックス(7-5)
今シーズンの優勝候補の一角ながら、序盤戦はややもたついた。ケガから復帰のヘイワードが調子が上がらず、その高額契約が非難の的となっている。サンズ戦での前半スタメン4人が無得点というのが、スロースタートな今のチームの象徴だ。しかし若き名将スティーブンスHCのことで、必ずシーズン終盤には立て直してくるはず。

6.サンダー(7-4)
開幕4連敗でファンを不安にさせたが、そこからの7連勝で一気に巻き返す。ウェストブルック、ジョージ、アダムスと実力者揃いなだけに、一度ハマるとその爆発力はとてつもない。ここに守備の名手ロバーソンが復帰すれば、そのサラリー総額に見合うさらに怖い存在になるはずだ。

7.トレイルブレイザーズ(9-3)
期待されるとダメだが、下馬評が低いとそれを覆すのが最近のこのチームの伝統。レギュラーシーズン限定と揶揄されることも多いが、激戦のウエストでこの成績はお見事だ。リラード&マカラムのバックコートはリーグ屈指の得点力を誇り、特にリラードはMVP候補にもあげられるほどの活躍をみせている。

8.ペイサーズ(8-5)
玄人好みの渋いチームで、今シーズンは戦前の評価も高い。ここまでのチームの出来はほぼ期待通りといえる。チームを引っ張るエースのオラディポは今季も頼もしく、移籍してきたエバンス、さらに若いサボニスjrといった実力者がベンチに控えているのも心強い。

9.セブンティシクサーズ(8-5)
昨シーズン終盤の快進撃からするとやや物足りない序盤戦だが、シモンズ、エンビードの才能と実力いは疑いようがない。昨年のドラフトNo.1フルツの本領発揮はまだまだだが、少しずつ成長を見せている。彼の本格的なブレイクが、今後チームがさらに上に行くためのカギになるだろう。ポテンシャルはどこより高いチーム。

10.ジャズ(6-6)
このチームの序盤戦のもたつきも予想外。平均110失点と昨年からディフェンスが悪化しているのが気がかりで、接戦を取りこぼす勿体ない試合が多い。しかし中心選手のゴベア、ミッチェルは健在で、昨年もそうだったように、シーズン中盤から終盤にかけて尻上がりに調子をあげてくるはずだ。

11.レイカーズ(5-6)
レブロンの移籍で一気に大注目チームとなったが、新加入かつクセのある選手が多すぎて、チームとしての完成度はまだまだ。とはいえリーグ最強選手のレブロン、若い才能のイングラム、ボール、クーズマを揃えるラインナップは強烈で、噛み合えば一気に連勝を重ねる可能性も感じさせる。

12.ペリカンズ(5-6)
開幕からの4連勝スタートから急降下。大黒柱のデービスがいればあらゆる相手と戦えるだけに、できる限り欠場を減らしたい。プレーオフを目指すには平均失点が下から3番目というディフェンスの改善が必須。3ポイントに頼った大味な戦い方も要改善で、昨年からの課題であるスタメンの負担の大きさも相変わらず。

13.ピストンズ(6-5)
昨シーズンのコーチオブザイヤー、ケイシーHCが就任。開幕から4連勝のあと5連敗、そして2連勝と今のところ浮き沈みが激しい。バッドボーイズが板についているグリフィンは今のところMVP級の大活躍。インサイドの相棒ドラモンドのリバウンドのスタッツも驚異的で、近年のスモールラインナップに逆行するチームだ。

14.スパーズ(6-4)
腐ってもスパーズといったところで、長年強豪チームだった意地を見せる戦いぶりだ。トレード加入のデローザンも腐らずに頑張っており、勝負どころでのクラッチな活躍を見せている。オルドリッジ、ゲイといったベテランも健在。ポポビッチHCの最後のシーズンになるのだろうか。

15.グリズリーズ(6-4)
コンリー、ガソルがいればあらゆる相手と戦えるチーム。強豪ジャズに2勝するなど早くもサプライズを見せている。ルーキーのJJJことジャクソンjrの活躍もまずまず。平均失点リーグNo.1のディフェンスを中心とした、侮れない曲者のグリズリーズが戻ってきたといえる。

16.クリッパーズ(6-5)
今シーズン最も予想しづらいチームの一つ。昨シーズン中にトレードでチームを再編成したため、誰が中心メンバーかもよくわかってないのだが、勝率5割前後で推移しつつ、プレーオフ戦線にはきっと顔を出してくるはずだ。ウエストのダークホースといえる存在。

17.ホーネッツ(6-6)
スパーズ門下生ボーレゴHCのデビューシーズン。ここまではエースのウォーカーが得点王に迫る活躍で、チームを引っ張っている。厄介者ののハワード放出もプラスに作用か。バテュム、ビヨンボ、ゼラーなどの重たい契約がチーム作りを難しくしているが、エースの残留のためにプレーオフには是が非でも進出したい。

18.ヒート(5-6)
オフシーズンにはバトラー獲得の噂もあったが、結局破談に。昨年同様の中途半端なメンバーで戦うことに。ホワイトサイドがやる気をみせてリバウンドを量産しているのは朗報だが、勝ちにはつながっていない。スポールストルHCは今後を見据え、リチャードソン、マグルーダー、ウィンズローといった若手を重用している。

19.キングス(7-5)
序盤戦最大のサプライズ。ウエストで断トツの最下位候補が、まさかの5連勝と旋風を巻き起こしている。元々才能のある若手はゴロゴロしており、時おり130点、140点と圧倒的な得点力を見せる試合も。このままの調子をキープし、今期最大のサプライズとしたいところだ。

20.ロケッツ(4-6)
最高勝率をマークし、ウォリアーズを最後まで追い詰めた昨年からまさかの転落劇。アリーザ、ンバムテといったディフェンスの主力が抜け、さらに3ポイント爆撃の戦術が全く機能せず、平均得点がまさかの下から3番目と貧打に喘いでいる。新加入のカーメロは最早疫病神のような存在。さらにポールの高額契約が重くのしかかる。

21.ネッツ(6-6)
ドラフト指名権をごっそりと奪われた暗黒期から、ようやく光が見えつつある。3年目のルバートが平均20点とブレイクし、エースとして一本立ちしつつある。ここまで勝率5割は大健闘。このままチーム一丸で奮闘を続ければ、望外のプレーオフ進出の可能性も。

22.マジック(5-7)
指名権と才能のダダ洩れを続け、低迷から抜け出せない近年だが、今シーズンの成績もイマイチ。注目のルーキー、バンバもイマイチ。昨シーズンは開幕ダッシュし成功して首位に立つもそこから転落。今シーズンはその逆で、シーズン中盤以降に巻き返せるだろうか。

23.ティンバーウルブズ(4-9)
エースのバトラーのトレード要求で揉めに揉めたシーズンオフ。チーム内にはいまだに不穏な空気が流れ、試合に集中できない状況が続いているようだ。そんな中、ジャズ戦では長らくケガに苦しんできたローズが50得点という奇跡の復活劇。今シーズンのハイライトといってもいい爽やかな感動を与えてくれた。

24.マーベリックス(3-8)
かつて獲得に失敗したジョーダンが3年越しの加入。そこにルーキーのドンチッチ、2年目のスミスjrなどの若い才能を擁するまずまずのラインナップだが、チームの完成度はまだまだのようだ。おそらく今期がラストシーズンとなるノヴィツキーから若手、ベテラン問わず様々なことを学び、今後の再建に生かすべき。

25.ニックス(4-8)
規格外のエース、ポルジンギス復帰の目途が立たない状況の中、残されたメンバーでまずまず頑張っている印象だ。ムディエ、ヘゾニャ、バーク、ボンレイなど、他チームで燻っていた選手の中で、一人でもブレイクしてくれればいいのだが…。大都市ニューヨークではバスケットボールに集中できないのか。

26.ブルズ(3-9)
ガラスのエース、ラビーンがここまで素晴らしい活躍。スーパースター候補には、とにかくケガしないことを祈るばかりだ。パーカー、マルッカネン、ポーティス、カーターjrとPFの人材がダブついており、逆にガードは層が薄い。今後浮上するためにはロスターの整理が必要と思われる。

27.ウィザーズ(2-9)
ハワードの加入でケミストリーが心配されたとはいえ、まさかここまでチームが崩壊するとは。今や「ジェイル・ウィザーズ」と形容されるほどだ。年俸25億のポーター、16億のマヒンミと不良債権を抱え、さらにエースのウォールは来年から40億となる。豪華メンバーからは考えられない低迷だが、チームの先行きは暗い。

28.サンズ(2-9)
開幕戦の戦いぶりからは今シーズンの躍進を感じさせたが、そこからはいつものサンズ。ドラフト1位ルーキーのエイトンの活躍も虚しく、負け続けている。エースのブッカーが欠場時は何もできなくなり、ココスコフHCの手腕にも疑問が。まずはチームのアイデンティティであるまともなPGの確保が先決。

29.ホークス(3-9)
リーグ全体の断トツの最下位候補が、ここまで3勝と健闘。エースのシュローダーを放出してまで招いたルーキー、ヤングのシュート力は卓越しており、若い頃のカリーを彷彿させる。しかし戦力値は明らかに他の29チーム以下で、このままそこそこ勝てる保証はどこにもない。

30.キャバリアーズ(1-10)
「戦術レブロン」からレブロンが抜けたことで、目も当てられないようなチーム状況に。結局ルーHCは1勝もできないまま早々に解任、ラブはエースの器ではないし、JRスミスなどは最早老害だ。フッド、ナンスjr、クラークソンといった若手がこの状況をチャンスと思い奮起してほしいところだ。

バックス、ナゲッツ、キングスが予想以上に頑張っているチームで、逆にロケッツ、ウィザーズ、キャブスがだめチーム。ロケッツなんかこれからどうするんですかねー。たまたまうまくいったからって、同じことを続けてもだめなんですね。

今シーズンはレブロンがいなくなったイーストの覇権争いが熱いですね。ラプターズセルティックス、バックス、シクサーズのどこが勝ち上がるのか、そしてウォリアーズにどこまで対抗できるのか、大注目です。