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ピストンズファンに鞍替えするか・・・

今年シクサーズの次に気になるチーム、デトロイト・ピストンズの試合を見ました。相手はニューヨーク・ニックス。楽勝ムードだったのがなぜか接戦になっちゃった不思議な試合でしたが、この両チームの対戦は、特徴的な戦術のぶつかり合いという面でも興味深いです。

バンガンディHC率いるピストンズは「4アウト1イン」という独特の戦術。インサイドにドラモンドひとりを置いて、モリス、イリャソバとストレッチ4を2枚並べることで1番~4番までが3ポイントを撃てる布陣に。マジックでもこの戦術で結果を残しましたね。一方のニックスは、フィル・ジャクソンGM、その弟子のフィッシャーHCと受け継がれる伝統の「トライアングル・オフェンス」。今年は去年よりは機能している模様ですが、気を抜くと普通の1on1になっちゃうらしい。

序盤はイリャソバ、モリスらの3ポイントが連続で決まり、圧倒的にピストンズのペース。ドラモンドも前半だけで2桁リバウンドと存在感をみせました。ニックスはポルジンギスが若さを見せるなど、チーム全体がダメダメ。シュートが入りません。ピストンズのコールドウェル・ポープがキャリア初欠場らしいのですが、代わりにスタメンに入ったスタンレー・ジョンソンが攻守によい働きを見せます。そんなこんなでダブルスコア状態が続き、一時は27点の大量リード。

後半は徐々に点差を詰められる展開になっちゃいました。ニックスはロペス弟とギャロウェイがよかったですね。カーメロも終わってみれば数字は残すものの、この存在感のなさは何ですか?彼のぽっちゃり顔を見れば、絞れてないことが一目瞭然。ギャロウェイの活躍で一時はニックスが逆転するものの、ピストンズレジー・ジャクソンの3ポイント連発で何とか勝ちをつかみました。ジャクソン・・・気の強さはウエストブルックから学んだのかな?

ちょっと心配だったのがドラモンドですね。彼のフリースローは30%台と低く、接戦でハック戦法をされるときついので、ベンチに下がる機会が増えちゃいます。この試合でも終盤はほとんど出番なし。終盤の大事なところで仲間が活躍している中、ベンチでそれを見守るっていうのは複雑な心境でしょうね。ラリーバードなら「フリースローが入らなければ、入るように練習すればいいじゃない」(「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」風に)と言ってしまいそうですが、手が大きすぎてなかなかうまくいかないんでしょうね。

試合終了直前、残り時間から勝ち目がないにも関わらずファウルゲームを指示するフィッシャーHCに、「なにやってんだよ、やってらんねーぜ」的なジェスチャーをカーメロが見せるなど、ニックスはちょっとギクシャクしてるのかな?