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ポジション別選手分類 ビッグマン編

最近シクサーズと同じぐらい気になっているフェニックス・サンズ。ホークスに勝って連敗を止めました。ホークスって、相手が強豪でも弱小でも同じような試合をする不思議なチームです。サンズはこのところ連敗→勝利→連敗という低空飛行が続いていて、espnのランキングでもシクサーズ以下の最下位なんですよね。

先日録画していたPacers対Suns(解説:奥野俊一)をやっと見たんですが、サンズの状況は想像以上にひどいです。あまりの酷さに奥野さんが放送中に臨時コーチを初めてしまうほど。「3ポイントだ、3ポイント。よしっ。はいディフェンス当たって。うーん下がっちゃうかー。」「ファウルすべきです。そこでファールしなきゃ。ファール!」強豪より、やっぱし若い弱小チームの試合の方が奥野さんらしさが出ます(笑)。

モリス兄はやる気ないし、PGのナイトはゲームメイク苦手だし、チャンドラーは衰えを隠せないし、色々と深刻な状況。サンズでよかったのは新人ブッカーのみ。若手中心に切り替えた方がよさそうですな。ペイサーズの新人マイルズ・ターナーもよかった。サンズの次の相手は、シクサーズなんですが、弱小底辺対決を制するのはどっちですかね。

さて、「ポジション別選手分類」のラストですが、PF&Cをまとめてビッグマンとします。昨今のスモールラインアップブームで、純粋なセンターなんてほぼ絶滅危惧種ですよ。オールスターのフロントコート枠なんてPFすらいませんからねえ。

◆万能型スコアラータイプ(Malone,KG,Webber系)
ポストアップからの1on1からオフェンスを展開、外のシュートもうまく、多彩な得点パターンを誇る。ディフェンスとリバウンドでも平均以上の貢献ができる大黒柱。

Anthony Davis(Pelicans)
インサイド★★★★  アウトサイド★★★  ディフェンス★★★★★
リバウンド★★★★  身体能力★★★★★  支配力★★★
若手ナンバー1ビッグマン。元はディフェンスとブロックショットの選手だったが、オフェンス面でも格段の成長を遂げた。毎試合スタッツは残すが、一人で試合を支配できるまでは至っていない。リーダーシップとケガがちな点も要改善だ。

LaMarcus Aldridge(Spurs)
インサイド★★★★  アウトサイド★★★★  ディフェンス★★★
リバウンド★★★★  身体能力★★★★  支配力★★★★
以前は1on1で得点を量産するスコアラーだったが、強豪スパーズへの加入でプレースタイルの変更を余儀なくされている。とはいえ、そのオフェンス能力はリーグでナンバー1。特にミドルシュートの安定感はすばらしい。

DeMarcus Cousins(Kings)
インサイド★★★★★  アウトサイド★★★  ディフェンス★★
リバウンド★★★★  身体能力★★★★  支配力★★★★
今年はPFでプレーする機会が多いのかな。平均得点でトップ5につけているように、その得点感覚はズバ抜けている。精神面の未熟さを垣間見せる問題児だが、その能力・ポテンシャルは計り知れない。

Blake Griffin(Clippers)
インサイド★★★★★  アウトサイド★★  ディフェンス★★★
リバウンド★★★  身体能力★★★★★  支配力★★★
驚異的な身体能力からダンクを量産する猿人。最近はダンク以外のプレーにも力を入れているようだ。クリス・ポールのお膳立てありきという印象が強く、自分でオフェンスをクリエートするのは苦手か。

◆ストレッチ4タイプ(Rashard Lewis,Channing Frye系)
スモールラインアップが盛んな今のトレンド。PFのサイズがありながら,アウトサイドに待機し3ポイントを決める。最近ストレッチ4化した選手も。

Dirk Nowitzki(Mavericks
インサイド★★★  アウトサイド★★★★★  ディフェンス★★
リバウンド★★★  身体能力★★  支配力★★★★
213cmのサイズを誇る3ポイントシューターで、ストレッチ4の始祖ともいえる存在。歴代通算得点6位のまさに「レジェンド」だが、ベテランとなった今でもここ一番の勝負強さと支配力は健在だ。

Kevin Love(Cavaliers)
インサイド★★★★  アウトサイド★★★★  ディフェンス★★
リバウンド★★★★★  身体能力★★★  支配力★★★
元々はインサイドのスコアラーだったが、キャブス移籍後はシューター化が進み、ポストプレーを行う機会が減っている。ディフェンスは批判されることが多いが、かつて30リバウンドを記録するほどのリバウンダーでもある。

Ryan Anderson(Pelicans)
インサイド★  アウトサイド★★★★★  ディフェンス★★
リバウンド★★  身体能力★★  支配力★★
純度100%のストレッチ4であり、ストレッチ4以外の何者でもない。オフェンスはほぼ3ポイントで、ベンチ出場ながらかなりの得点を稼いでいる。

◆ブルーワーカータイプ(Bill Russel,Rodman,Oakley系)
得点面での貢献は少ないが、ディフェンスやリバウンドなどの泥臭い仕事に黙々と取り組む「仕事人」。オフェンス全盛の今でもその存在価値は高い。

DeAndre Jordan(Clippers)
インサイド★★★  アウトサイド★  ディフェンス★★★★
リバウンド★★★★★  身体能力★★★★★  支配力★
何でもこなす選手が多いNBAにおいて、リバウンドとブロックに特化したディフェンス専門の選手。身体能力が高く、相方のグリフィン顔負けのダンクを叩き込むことも。シュートが苦手で、特にフリースローは壊滅的だ。

Hassan Whiteside(Heat)
インサイド★★★★  アウトサイド★★  ディフェンス★★★★
リバウンド★★★★  身体能力★★★★  支配力★★
海外を渡り歩いてからNBAに漕ぎ着けた苦労人。昨シーズンその才能が開花した。今では天性の勘と身体能力の高さでブロックショットを量産中。

Draymond Green(Warriors)
インサイド★★★  アウトサイド★★★  ディフェンス★★★★★
リバウンド★★★★  身体能力★★  支配力★★★
この選手をブルーワーカーとするのは間違いかもしれないほど、多彩で万能な選手。中でもアシスト数はリーグ上位に位置する。時に10cm近い相手を封殺し、外から3ポイントも決めることができる器用な選手。

◆古典派センタータイプ(Chamberlain,Abdul-Jabber,Shaq系)
かつてはリーグを支配してきたが今では希少種。ボールを放り込んでおけば得点してくれるような選手は減りつつあるが、それでも7フッターの希少価値は相変わらず高い。

Andre Drummond(Pistons)
インサイド★★★★  アウトサイド★  ディフェンス★★★★
リバウンド★★★★★  身体能力★★★★  支配力★★★★
ずっしりとした体格を生かし、驚異的なペースでリバウンドを稼ぐ。そのプレーは全盛期のドワイト・ハワードを彷彿させ、近年稀だった本格派センターの出現を感じさせる。フリースローは要改善だ。

Marc Gasol(Grizzlies)
インサイド★★★★  アウトサイド★★★  ディフェンス★★★★★
リバウンド★★★  身体能力★★  支配力★★★★
堂々たるサイズの白人ビッグマン。ヨーロッパ人らしく柔らかいシュートタッチをもつ。すべての能力がバランスよく優れており、最優秀守備選手賞を受賞するほどディフェンスも良い。

Jahlil Okafor(Sixers)
インサイド★★★★  アウトサイド★★  ディフェンス★★
リバウンド★★★  身体能力★★★  支配力★★★
様々な面でまだ若いが、インサイドでの得点力はすでに一級品。ダンカンやアル・ジェファーソン級の選手に成長することが期待されている。

このほかに、PFとしては、Bosh(万能型-ストレッチ4)、Millsap(万能型)、T.Thompson(ブルーワーカー)、Faried(ブルーワーカー)などが、
Cとしては、D.Howard(ブルーワーカー)、B.Lopez(古典派)、P.Gasol(万能型)、Horford(万能型)、Kanter(古典派)などがおります。