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ぶらっとタモリ

衝撃的なニュースがとびこんできました。

クリーブランド・キャバリアーズは現地22日、就任2年目のデイビッド・ブラットHCを解任したことを発表した。ブラットHCは、NBA監督1年目の2014-15シーズンにキャブスをNBAファイナルに導き、今季もここまでイースタンカンファレンス首位の30勝11敗を記録。しかし、デイビッド・グリフィンGMは、リーグ優勝を掲げているチームとしてふさわしい状況になく、間違った方向に進んでいると感じていたようだ。オーナーのダン・ギルバート氏は、「最も困難なことは、時に正しいことをすることだとビジネスを通じて学んだ」と述べた。なお、新監督には、これまでアソシエイトHCを務めていたタイロン・ルー氏が昇格。23日にホームで行われるシカゴ・ブルズ戦から指揮を執る。(STATS-AP)

ウォリアーズ、スパーズと西の強豪にたて続けに敗戦。このままではファイナルに勝てないという判断なんでしょうね。まあそれは言えてますが、解任したところでファイナルは勝てないでしょう。キャブスが悪いんじゃなくて、ウォリアーズとスパーズが強すぎるんです。メンバーの豪華さではなく、チームバスケットの成熟度が違いすぎるんですよね。

報道では、GMは選手に相談してないとありますが、解任にはレブロンが一枚噛んでることは間違いないでしょう。そんなにレブロン王国の「キング」でいたいんでしょうかね。スパーズみたいに、レブロンみたいなスターがチームの「歯車」にならない限り今のNBAは勝てないですよ。プレーを見てると、コーチの言うことを聞かないことは容易に想像できます。ヒート時代からそうです。

ヘッドコーチに恵まれずにかわいそうだという声も聞きますが、どんな名将が就任したとしても、あの王様が素直に言うこと聞きますかね。ちょっと気になったので、レブロンがキャリアでお世話になっているHCについて調べてみました。

キャブス(2003-05)ポール・サイラス
弱小~中堅を率いることの多いベテランHC。レブロンをPGで起用するなどの策を凝らしたものの、プレーオフ出場は敵わず2シーズン目に解任。

キャブス(2004-05)ブレンダン・マローン
サイラス解任後のリリーフ。AC経験が豊富らしいが、その手腕やレブロンの関係などはまったくもって不明。

キャブス(2005-10)マイク・ブラウン
レブロンにとっては最も長い付き合いとなるHC。キャブス以降の成績を見ると決して優秀なHCとはいえないが、レブロンにファイナルに連れて行ってもらい、当時は名将との評価を得た。いかにも人当たりが良さそうで、年齢が若いこともあり選手からの信望は厚かったものと思われる。

ヒート(2010-14)エリック・スポルストラ
名将なのかどうなのか評価が定まらないHC。2連覇してるんだから名将なんでしょう。かつてはウェイドなどの選手に舐められることもありましたが、選手に寄り添いながらうまくチームを掌握していたのではないかと思いますね。レブロン放出後の戦績は情けない限りですが。

キャブス(14-15)デビッド・ブラット
アメリカ人ながら、ロシア代表やイスラエルのクラブを率いるなど、欧州でキャリアを積んだ変り種。1年目からチームをファイナルへと導いた。

こうやって見ていくと、プレイヤーズコーチとの付き合いが長い気がするんですよね。フィルジャクソン、ラリーブラウン、ポポビッチのような強権タイプの下ではやってないんですよ。こういったコーチとの巡り合わせが、今のレブロンのちょっとわがままなスタイルを形作ったのかもしれません。

後任はティロン・ルー。レイカーズで何度か優勝を経験してることもあり、「もしかしたら勝ち方を知ってるかも・・・」という期待があるのかもしれませんね。スティーブ・カーになれるかブライアン・ショーになってしまうか、あるいは・・・ですね。