コービーの背中

だいぶ遅ればせながらですが、Lakers対Warriors戦の感想です。

まずWarriorsですけど、強すぎますよ。完璧なコンビネーション。３ポイント成功率がチーム全体で４０％超えですと！？一昔前なんて個人でも４割越えの選手なんてわずかだったのに。３ポイントラインの位置も遠くなったのに・・・ずいぶん進歩しましたねー。カリーはもちろん凄いですけど、ボール運びもやってパスも捌けて３Pも撃てるドレイモンド・グリーン。コイツ凄すぎる。

この日のレイカーズとコービー・ブライアントはダメダメでした。このレイカーズだったらシクサーズでも勝てるんじゃないかと。解説の北館洋一郎さんは個人的には全然好きじゃないんですけど、この試合のコメントは良かった。「コービーの背中がマイケル・ジョーダンのラストシーズンと被るんですよねー」みたいなことを言ってたんですが、確かにそうかも。哀愁を帯びた背中・・・てことですね。

コービーのスタッツは、４ポイント、FG確率は驚愕の１／１４。しかもエアーボール３本。リバウンドは結構とっていたような。こーんこれはダメだ。試合に出てはいけないレベル。移籍してきたヒバートもダメダメだし、期待のルーキー、ラッセル君もよくない。若いランドル、クラークソンもインパクト薄。ベンチから出てくるニック・ヤング、ルー・ウィリアムズでなんとか試合を作ってるようではキツいですなー。

３７歳とはいえ、高卒なんで既にキャリア２０年。「スポーツ選手の劣化は年齢ではなくキャリア年数によって決まる」という説があるんですが、これは一理ありますね。４０歳のダンカンより、３７歳のコービーのほうがプロで長くやってるし、プレイタイムも長いのでその分消耗も多いのでしょう。１０代半ばからプロでバリバリやってるヨーロッパの選手なんかは３０半ばで引退しちゃうみたいですしね。しっかしこれほどの選手はしばらく出てこないでしょうね。優勝５回も、一試合８１点も、通算３万２０００点も全部とてつもない記録。名前が「Kobe」ってのが面白いですよね。「LeBron」も「Carmelo」も十分変わってるけど神戸には勝てませんよ。