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スティーブ・バートマン事件

昨日記事にしたシカゴ・カブスですが、あっさり4連敗で敗退してしまいました。先発が試合を作れないんじゃ勝てませんわな。得点はほぼホームランのみだし、打線が最後までつながりませんでした。ワールドシリーズを目前にした急失速で、結局は「山羊の呪い」は健在ということになっちゃいました。「バックトゥザフューチャー」の予言で盛り上がっていただけに残念。呪いについて改めて調べてみました。

◆ビリー・ゴートの呪い
地元シカゴのバー、ビリー・ゴート・タバーンのオーナーを勤めるビリー・サイアニスはカブスのファン。マーフィーという名の山羊を飼っており、いつも一緒に応援に出かけていた。彼はいつもマーフィーの分のチケットまで買うほどだった。しかし、シリーズ4戦目のこの日、カブス関係者が今まで問題にしていなかったマーフィーの入場を拒否した。理由はマーフィーの臭いだった。これに激怒したビリーは「2度とこのリグレー・フィールドでワールドシリーズがプレーされることはないだろう」と言い放って球場を後にした。
カブスはこの試合から3連敗を喫してワールドチャンピオンを逃すと、それ以降リーグ優勝・ワールドシリーズ出場を果たせないでいる。

カブスにまつわる呪いは山羊だけじゃないみたいです。

◆マーフィーの呪い
・呪いになっているヤギの名前がマーフィー。 
カブスが最後に優勝した1908年のカブスのオーナーがマーフィー。 
・メッツが初優勝した1969年のメッツのGMがマーフィー。 
・1969年のメッツの専属アナウンサーがマーフィー。 
カブス1984年にNLCSで敗れたパドレスの本拠地がジャック・マーフィー・スタジアム。
・今年、カブスに引導を渡したメッツの主砲がダニエル・マーフィー。

◆スティーブ・バートマン事件
マーク・プライアーは7回まで無失点の好投を続け、8回の一死二塁、打席に入ったルイス・カスティーヨがファウルゾーンへ飛球を打ち上げ、左翼手モイゼス・アルーが三塁観客席ギリギリの地点で捕球体勢に入った。ここで、落下地点付近のスタンド最前列に座っていた男性が手を伸ばしてボールに触れ、弾き落してしまった。捕球に失敗したアルーは捕球を妨害したファンに向かって、激しい怒りを露わにした。その後、カブスは1イニング8失点で大逆転負けを喫し、58年ぶりのワールドシリーズ進出を逃した。
妨害の際に男性の顔がテレビ画面に大写しにされ、ニュースなどでも何度も繰り返して報道されたため、その男性がシカゴ郊外に住むスティーブ・バートマンという26歳の青年であることが特定された。バートマンの妨害をきっかけにリグレー・フィールドの雰囲気は一変し、客席のあらゆる方向からバートマンに罵詈雑言が浴びせられた。負けた理由がバートマンにあるとされ、自宅には嫌がらせ電話が殺到したため、電話番号の変更を余儀なくされた。
バートマンの風貌がカブスのキャップにヘッドフォン、眼鏡、緑のタートルネック、黒いセーターという特徴的なものであったため、ハロウィーンのコスチュームにもなった。事件後、バートマンは仕事も住所も変え、公の場には一切姿を現していない。

ティーブ・バートマン、懐かしいなあ。リアルタイムで見てました。ファウルフライ未遂のあと、内野手がエラーしてるんですよね。これで流れが一気に変わっちゃったような感じでした。外見がいかにも野球ギーク(オタク)って感じだったのも印象的でした。迫害されて行方不明にもなり、かわいそうでしたね。
これも呪いの一環だとすると、なかなかしつこいですねえ。バックトゥザフューチャーの予言も打ち破っちゃったわけですから。来年に期待します。