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マネーボール

シクサーズ関連ではないですが、ESPNに興味深い記事があったのでほんやくこんにゃく。

「J.ウォール、新CBAによる自身のサラリーについて言及」

ワシントン・ウィザーズのスター選手、ジョン・ウォール。ドラフトでは全体1位で指名され、これまで2度オールスターに選出され、オールディフェンスセカンドチームにも選ばれ、昨シーズンはプレーオフに出場。しかし不運なことに、キャリアのほとんどを控えとして過ごしてきたPGと、同額のサラリーしか貰えないことになるのです。

「俺のサラリーはレジ―・ジャクソンと一緒だぜ。」ウォールは今週の火曜、コムキャスト・スポーツネット・ワシントンにこうこぼしました。自分とデトロイト・ピストンズのPGを比較したのです。

リーグのCBA(団体協約)は変動し、それに伴って契約額は高騰を続けています。ウォールは2013年にウィザーズと5年8000万ドルで再契約しましたが、その反動について客観視しようとしています。

「みんなは俺の80ミリオンのことを言うけど、今じゃオールスターにも出たことのないようなのが85ミリオンだぜ。」ウォールは続けます。「俺は、奴らは時期がよかったと思っている。新しいCBAが結ばれ、それで奴らは今いい思いをしている。レジー・ジャクソンが5年で80ミリオン。俺と同じだ。」

ジャクソンといえば、そのキャリアのほとんどがオクラホマシティ・サンダーでラッセル・ウエストブルックの控えだった選手ですが、2014-2015シーズンにピストンズにトレードされた後、5年8000万ドルで契約しています。

それぞれの5年(ウォール)、4年(ジャクソン)のキャリアを比較すると、ウォールは平均得点(17.6ポイント対9.8ポイント)、平均アシスト(8.7対3.6)、平均リバウンド(4.4対3.2)、で勝り、PER(効率性)でも良い数字を残しています。(19.92対17.24)

ウォール曰く、これはただ単に時代の変化にすぎないし、結果として多くの選手が大金を手にすることを実は喜んでいる、ということです。

「でも俺はハッピーなんだぜ。」ウォールは言います。「誰かが夢を叶えたり、家族を養ったりするようなチャンスをゲットするを見るのって、それはありがたいことなのさ。」

正直、1600万ドル貰ってるあんたが言うなよって感じです(^^;)。ウォリアーズのカリー君なんて4年4400万ドルの契約を結んだばっかりに、今年の年俸は1000万ドルちょっとですよ。当時はケガがちだったとはいえ、お買い得すぎますよね。

でもたしかにウォールの言うことはわかります。レジ―・ジャクソンごときが80ミリオンかよ。オールスターのダンクコンテストで優勝し、アメリカ代表にもなった俺と同額かよ!若手ナンバー1ポイントガードとよばれ、クリス・ポールとアシスト王を争ったこの俺と!電光石火のスピードをもち、生まれながらのリーダーであるこの俺と!(ゼエゼエ) …それはさておき(^^)たしかに今のNBAのサラリーは高すぎる。

あの地味な(失礼)チームプレイヤーのキャロルが1500万!トバイアス・ハリス(誰それ?って選手)が1600万!クリス・ミドルトンが1400万!ブランドン・ナイトも1400万!うーん、どいつもこいつも高いですよ。その究極が、アンソニーデイビスの5年1億4500万ドルなわけで…これは信じられない金額です。

昔はMJやシャック、ガーネットといったごく一部のスーパースターがケタ違いの金額を貰ってて、単純に「スゲー(゚д゚)」って思ったもんですが、今じゃ猫も杓子もMAX契約!ですからね。そういうのってちょっと違うんじゃないかと思うわけです。トバイアス・ハリスが1600万なら、レブロン・ジェームズは3200万貰わないと。