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スポーツネタ中心

OKC!!!

基本的に放置のこのブログですが、奥野さん解説のときは一応更新します(^^;
 
~スパーズ対サンダー ウエスタンカンファレンス決勝 ここまでのあらすじ~
第1戦
イバカのいないサンダーのインサイドを攻め、ダンカン、パーカーがやりたい放題。チーム全体で3ポイントも決まりまくってスパーズが圧勝。
第2戦
グリーンが3ポイント7本成功。この人の3Pが決まるとスパーズは強いです。ウエストブルックは悪いほうが出て暴走。圧倒的な試合展開に、スイープ?との声も。
第3戦
プレーオフ絶望と言われたイバカがまさかの復活。序盤にミドルシュートを決めまくり、チームを乗せる。要所でブロックも炸裂させ、存在感を見せつける。この試合はイバカの日!
 
・・・というのがここまでの流れなんですが、サンダーとしてはイバカの復活が何よりですねー。ケガした当初はプレーオフ絶望と言われていただけに、この早期復帰と第3戦のような活躍は予想外で、思わずドクターの誤診?と疑ってしまうような活躍っぷりです。
 
さて、第4戦ではそのイバカのブロックももちろんのこと、パーキンスやアダムスといったインサイド陣も要所でブロック。そしてウエストブルックも強烈なブロックにスティール連発と、チーム全体のディフェンスがさらに良くなってました。奥野さんが「ディフェンスは攻めだ!」と言ってましたが、まさにその攻めのディフェンスが、このようなブロック・スティールに現れたのではないかと。
ブロックやスティールっていうプレーはもちろん見た目が派手で盛り上がりますが、相手のオフェンスの流れを断ち切り、自チームを一気に勢いづかせるという魔力?のようなものをもってると思いますねーこの試合なんかを見てるとね。特にイバカのブロックはスパーズのオフェンスにリズムが出そうな要所要所で決まってましたから、その貢献度は絶大です。改めてバスケットボールってのはリズムと流れが大事なスポーツなんだなーと思いましたね。リズムがいいとパスも回るし、3Pも面白いように決まります。
3、4戦で明らかになったスパーズの弱点は、やっぱり主力の高齢化ということ。ダンカンなんか明らかにお疲れ気味で、イライラしてましたね。ただベンチメンバーで、スターター以上にやれてしまうというのもこの試合でわかりましたけど・・・。奥野さん絶賛のディオウ、他のチームならエース格という彼の、類稀な才能とセンスを改めて感じました。
 
さてビッグ3が注目されがちなサンダーですが、1・2戦と3・4戦ではイバカ以外にも選手起用のローテーションに変化が見られました。アウェイでの2戦は
Gウエストブルック、セフォローシャ、ジャクソン、フィッシャー Fデュラント、コリソン、バトラー Cパーキンス、アダムス という回し方でしたが、ホームでの2戦は
Gジャクソン、ウエストブルック、フィッシャー、ラム Fデュラント、イバカ、バトラー Cパーキンス、アダムス
というラインナップに変更。ジャクソンの先発起用もそうですが、いいところのなかったセフォローシャとコリソンをローテーションから外すという、少し勇気のある決断をブルックスHCはしたことになります。特にセフォローシャは別にケガしたわけでもないのに、3・4戦の出場時間ゼロという、ある意味非情な采配。ベンチにいて盛り上げるというタイプでもないので、ちょっとかわいそうな気もします。でも、もしここを勝ち上がってファイナルに出た場合、また他の選手の活躍が必要になるので、ファイナルの舞台でセフォローシャ復活!とか見たいですよ。潜在能力だけなら凄そうなペリージョーンズ、サビートなんかもいますし(^^;
 
ひょっとしたら今シーズンの聞き納めかもしれない奥野さんの解説は、奥野ファンとしては物足りないほど非常に安定してて、普通にいい解説者になってました。特にポポビッチHCの繊細なベンチでの動きなど、あそこまで解説できる人は奥野さん以外いませんよ。ほかにも「シュートが短いときはディフェンスがいい証拠」とか、「良い流れを作った選手はすぐに変えずに余韻を残すべき」など、バスケファンととしては金言というべきお言葉をいただきました。大切にしますぜ。
 
さてスパーズが2連勝後、サンダーが2連勝でイーブンに戻すという、まるで2年前を彷彿とさせる展開になってきましたが、2年前はこのままサンダーが4連勝でした。さて今後の展開はどうなることやら。バスケットの場合、一度傾いた流れ・勢いを押し返すのはなかなか大変なようだから、サンダーにおけるイバカのようなジョーカー的な存在がスパーズにも必要かもしれませんね。