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ボブ・ディラン 30周年ライブを見た

BSでボブ・ディランのデビュー30周年ライブをやってました。集まったミュージシャンは、私の知っている限りでもエリック・クラプトンジョージ・ハリソンザ・バンドなどなど匆々たるメンツ。私はよく知らないのですがニール・ヤングなんかもいたそうです。そんな豪華なミュージシャン達がみんなニコニコの祝福ムードにも関わらず、主賓のディランはニコリともせず相変わらずいつも通りの渋い顔(笑 あの眉間に皺を寄せた表情、鋭い視線と独特のダミ声は、他を寄せ付けない独特のオーラと存在感を放っていましたね。映像自体は綺麗で新しい感じなのですが、実は1992年に開催されたらしく、今から22年前のライブ映像ですか。ジョージ・ハリソンをはじめもう亡くなられている方も結構いらっしゃるわけですし、当時おじちゃんだった人たちは、今ではおじいちゃんになってると思われる。ディラン自身も今や70を超えているそうですが、今も現役だそうです。
若い頃のボブ・ディランの曲ををあまり聴いてなくて、持っているCDも「ハイウェイ61」ぐらいですが、このライブを見てディランの曲の素晴らしさに今更びっくり。歌詞はとにかく難解で哲学的ですが、一貫して社会の矛盾を鋭く批判し風刺する精神はまさにロック!そのものという感じがします。そしてメロディがまたいいですね。ギター一本の弾き語りのような曲でも、旋律がいいので耳に残ります。間髪入れずに刺激的な言葉を連ねていく、まさにラップのはしりのような曲もあり。そしてなんといってもあの鋭い目つきにはやられますね!世の中の様々な矛盾や利己主義、おかしなことに対しては、まさにこのボブ・ディランのスタンスで睨みつけてやりたいものです。