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観戦記 クリッパーズ対スパーズ

早いもので今年のNBAも残り10試合程度となりましたね。上位チームはプレイオフでのシード順位も気になるところとなってきました。今日の試合はウエスト1位のスパーズと3位のクリッパーズということで、実力伯仲、ウエストのファイナルで当たる可能性もある好カードですが、期待を裏切らない凄い試合になりました。
 
前半はお互いにオフェンスが好調で、どちらも6割近いFG%でシュートを決めまくってました。とはいえディフェンスに手を抜いている訳ではなくて、しっかりと自分たちの形を作ってシュート、そしてそれが決まるというハイレベルの試合展開です。
 
スパーズはポポビッチHCが試合序盤からキレまくり(^^;) パーカーがなだめたり、アシスタントコーチがなだめたりとなかなか大変ですね・・・まあポポビッチほどの名将だからわざとキレてチームのモチベーションを高めるという高等テクニックなんでしょうけど。あとはパーカーとダンカンが元気でした。特にダンカンは普段とは別人のように張り切ってましたね。本気出せばこれぐらいできるんだというのを見せつけたようなプレーでした。
 
クリッパーズはやはりベンチの層が厚いです。特にクロフォードはすばらしい選手ですね。ポールがベンチに下がってオフェンスが苦しいときも、on1でどんどん点が取れるので本当にありがたい存在ですよね。そのポールはいまいちシュートが不調でした。アシストで試合を作ってましたけどもう少しシュートを決めてほしかった。
 
後半になると策士ポポビッチが仕掛けます。ボールを持ってすらいないセンターのジョーダンにわざとファール→フリースローというプレーを2回やります。そのフリースローをジョーダンがことごとく外すので作戦成功。オフェンスの流れが切れたクリッパーズに対してスパーズは着実に得点して点差を開けていきました。ボールを持ってない選手にファールとは、ちょっと卑怯な作戦ですよねー。でもまあスパーズらしいというかなんというか、他のチームの試合でこういうプレーは見れないですよね。
 
終盤クリッパーズも意地を見せて一進一退の展開に。ここでもクロフォードが大事なシュートを決めまくります。スパーズは外のシュートがなかなか決まらなくなりましたが、ダンカンだけは違った。ダンクをしかけたグリフィンに対して強烈なファールでコートに叩きつければ、1点リードされた残り4秒では逆転シュート、しかもファール付き。ダンカン恐るべし。いつもこれぐらいやってくれれば・・・と思っちゃいますが、ジノビリとかに譲ってるんでしょうかね。
 
やはりスパーズは手強いですよね。相当手強いですよ。(倉石さん風に)
逆にクリッパーズはちょっと詰めが甘い感じ。結構接戦を落としている印象があります。とりあえずジョーダンはフリースローを練習しよう(^^;)
 
上位対決らしいエキサイティングな試合で楽しかったです。