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映画「Live at Pompeii」を見ました

すっかりPinkFloydにはまってしまったわたくし・・・(^^;)
 
普段映画というものをあんまり見ません。理由はなんか見るのが疲れるんですよストーリーものの映画って。2時間というのもけっこう長いですし・・・スポーツみたいにぼけーっと見てて途中でうっかり寝たりとかもできないですし(なんじゃそりゃ)
ただ、映画って本当はいろんなジャンル(記録映画とか、ドキュメンタリー映画とか、単に映像と音楽をを見せるものとか)があって、必ずしも映画=原作・脚本があって有名俳優が出ていて・・・ということではないと思うんですよね。(映画=ハリウッドってことでもないし) ドキュメンタリー作品なんかもある意味ではノンフィクションの映画だと思うし、けっこうドキュメンタリーは好きなんですよ。(デーモン小暮閣下の例の番組も見てました)
 
さて「Live at Pompeii」ですが、普通にYoutubeで見れました。尺も約1時間とちょうど良い長さ。内容は、当然ストーリーはなく、ポンペイ遺跡でPinkFloydのメンバーが淡々と演奏しているところに遺跡や自然の映像を挟んで幻想的に見せているというもの。かなり長編のミュージックビデオとでもいえばよいでしょうか。一見奇妙な映像なんですが、それがなんかクセになるというかなんというか。
 
○Echoes part1&2
Echoesの素晴らしさについては以前の記事に書きましたが、このライブバージョンの演奏もすばらしく、またカメラのアングル、編集もすばらしい出来栄え。合間に挟まれる彫像などの映像もシュール。part1が終わるときのGilmourのギターのノイズ(不協和音?)がカッコいいです。ところでなんでGilmourとWrightは裸なんでしょうか。(暑いから?)
 
○Careful That Axe, Eugine
非常に前衛的(^^) 演奏もおどろおどろしくて、Watersの絶叫には狂気を感じます。なんであんな声が出るんだー?それになんでこんな曲を作ろうとしたんでしょうか・・・。
 
○Saucerful of Secrets
Watersの狂気はこの曲でも続きます。前半は完全に現代音楽のノリ。後半は一転してオルガンの音色がとにかく美しい。
 
○One of Those Days
夜の遺跡で演奏。Masonのドラムをひたすら映してます。勢い余って途中でスティックが飛びます(^^)
 
○Set Control for The Heart of The Sun
幻想的で霧がかかったような映像と曲。
 
その次の曲はボーカルが犬です。(なにそれ)
若いころのGilmourは長髪で男らしくてカッコいい。Wrightはカッコいいしなんかかわいい。女性的なかわいさではなく、少年のようなかわいさを感じます。Watersは怖い(^^;)なんか怪しいオーラがあります。Masonはこの頃から3枚目キャラ。
 
なかなか興味深く見ることができましたし、映像と音に感動しました。ディレクターズエディションというのもあるんですが、オリジナルのほうが断然いいと思います。バンドにも映像を撮る人にも「別に誰にも理解されなくてもいいから、今まで誰もやらなかったようなことをやってやろう」という野心が見え隠れする快作だと思いました。