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アメリカン・ヒーロー

 
 
いやいや、よかったですよー。今回もハラハラさせられましたけど、おめでとうブレイディ。シーズン開幕時の不調を考えると、まさかペイトリオッツスーパーボウルを制するなんて考えられませんでした。
 
トム・ブレイディほど、ヒーローらしいヒーローは他にいないような気がします。ヒーローの必要な要素って、強くて、カッコよくて、優しければそれでヒーローかといえば、そうじゃないんですよね。それだけじゃただの嫌な奴だ(笑) それに加えて、見ている人たちに応援したくなる「何か」が必要なんですけど、ブレイディを見ているとなぜか自然と応援したくなるんですよね。プロレスで言うところの、ナチュラルベビーフェイスとでもいいましょうか。応援したくなる理由って、うまく言えないんですけど「逆境」「健気さ」「不運」「悲壮感」…こんなところかなー。困難を乗り越えて栄光を掴む姿がまさにヒーローの鏡ですよ。ブレイディにとっては4度目のスーパーボウル制覇になりますけど、過去3度はどれも3点差の辛勝。スーパーボウルでの2敗もジャイアンツ相手に3点差の敗北。つまり6試合全てが接戦で劇的な展開ですよ。神様が舞台を用意しているとしか思えない(笑)
 
物議を醸しているシーホークスの最後のパスプレイですが、これはもう結果論になっちゃいますよね。そもそもその前のスーパーキャッチがあり得ないし。みんなが十中八九リンチのランだと思っているところで意表をついたパスというのも、まあないこともないでしょう。あのインターセプトは、経験の少ないルーキーならではという感じはしましたけど。セオリーを無視した動きだからこそのインターセプトだと思います。漫画「スラムダンク」でいうところの、素人桜木君です。
 
今年のNFLは、なんやかんやでハッピーエンドになったかなという感じです。