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コモンセンス

「常識って、誰かの都合のために作られたものなんですよ」
 
テレビ番組でさだまさしが言っていたセリフなんですが、「あーなるほど!」と頭をガツンとやられたようなショック。そして決して忘れないように、大切に胸にしまっておきたい言葉だと思います。「そんなの常識でしょ」とか「常識のない奴だ!」みたいなこと言う人は多いし、自分もつい言ってしまいがちなんですが、考えてみればそんなの誰が決めたの?って話です。で、結局は「常識だ!」という人にとって都合が悪いだけなんですよね。
 
それに「常識」と言ってしまえばそれでおしまい、それ以上深く考えることはないわけで。「何が問題なの?」と追求しても答えられないでしょうね。それこそ「常識のない奴だ!」と怒り出したり・・・。そしてやっかいなことに「常識」というのは不文律で、法律みたいにはっきりとどこかに書いてある訳じゃないし、しかも業界や組織によって微妙に異なるもの。経験によって学べってことなんでしょうけど、教えるのが面倒くさいだけのようにも思います。行き着く先は「常識=空気を読め」ということなんでしょうけど。
 
学問や科学の世界でよく言われるのが「常識を疑え」という真逆のもの。常識に囚われていては、新しい発見や発明はありません。同じく実生活や仕事上においても、「常識を疑う」ことは欠かせないはずなんです。そして誰かの都合のために作られた「常識」ではなく、自分自身の良心によって物事を判断すべき。「常識」に縛られていない若い人こそ「良心」による判断力を磨くべきだと思いますね。